報道によれば、昨年マクラーレンとの契約を延長する前にジェンソン・バトンは、フェラーリから「誘い」を受けていたという。
バトンは昨年10月にマクラーレンと複数年契約を結んでチーム残留を発表したが、ブラジルの『Agencia Estado(アジェンシア・エスタド)』は、バトンがその前にフェラーリと話し合いの場を持っていたと報じた。
それによると、フェラーリは不振の続くフェリペ・マッサの後任候補としてバトンを誘っていたという。現在、ザウバーのセルジオ・ペレスが、マッサの後任になる最有力候補と報じられている。
コメントを求められたバトンはこう述べた。
「自分の仕事が高く評価されてうれしかった」
「ほかのチームがどんなオファーをしてくれるのか聞いてみたんだ」
この件をブラジルのメディアが報道するのに先だって、先週はフェラーリのフェルナンド・アロンソについてのバトンのコメントが報じられている。
バトンは、ルイス・ハミルトンのように速いドライバーをチームメートに持つことはやりがいがあると語り、「例えばルイスがF1にいなかったとしたら、フェルナンドがチームメートなら刺激的だと思うよ」と『Daily Mail(デイリー・メール)』紙に語った。
「彼はF1で一番速いか? おそらく違うと思う。彼もたぶんそう言うだろう。でも、彼はすごく頭がいい」
「僕たちに共通しているのは、周囲に仲間の存在を求める点だ。何かを達成するのに僕たちにはそういう支えが必要なんだよ」
「うん、だから彼と一緒に働くのは刺激的だろうな。一緒に働くのも、ライバルになるのもね。きっと強敵になると思うよ」