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勢力図に変化の兆し:ニューウェイ離脱のレッドブルF1、2026年までは影響ない?

2024年05月13日(月)10:37 am

エイドリアン・ニューウェイの離脱が少なくとも2025年においてはレッドブルF1にダメージを与えることはない。そう語るのは、ギュンター・シュタイナーとジャン・カルロ・ミナルディという2人の有名な元F1チーム代表だ。

レッドブルが内部問題を抱える中、今シーズンのレースでフェラーリとマクラーレンが優勝していることから、2024年の序盤戦ですでにレッドブルの優位性が失われ始めていると予測する者もいる。

この権力闘争とクリスチャン・ホーナーのスキャンダルによって、レッドブルはニューウェイの有名なデザインとテクニカルの才能を失った。そのニューウェイはすでにF1の開発から身を引いており、2025年の早い時期にレッドブルを完全に去ることになる。

ニューウェイは非常に短い「ガーデニング休暇」の期間についても交渉しており、その後は早ければ来年にも別のチーム(おそらくフェラーリ、アストンマーティン、メルセデス)に移籍することができるようだ。

■シュタイナー、2026年でレッドブルの支配時代は終わる

「彼が来年からすでにどこかで働けるというのは奇妙な話だ」とシュタイナーは『Sky Italia(スカイ・イタリア)』に語った。

また、レッドブルは少なくとも短中期的には勝ち続けることができるものの、F1において「すべての支配的な時代」はいずれ終わるとシュタイナーは考えている。

「レッドブルの時代は遅くとも2026年には終わるだろうが、現時点では良い状態にある。短期的には大きな違いはないだろう。コンセプトはすでに出来上がっているのだからね」とシュタイナーは付け加えた。

実際、ニューウェイは先週末のマイアミで、レッドブルのテクニカルミーティングやデータアクセスから除外されていたものの、2024年型マシンの主な弱点を改善し、2025年型マシンがさらに良くなるように取り組んできたことを認めている。

シュタイナーによると、レッドブルは2024年でも現行レギュレーション時代の最終年となる2025年でもニューウェイの不在をあまり気にすることはないだろうと語った。

「今年もまだ数戦あるという希望を捨てたわけではない。でも、レッドブルのエンジニアたちはすでにこのとても良いクルマから最高のパフォーマンスを引き出している。そのためにエイドリアンは必要としていない」。

「彼は将来の計画を立てるためにそこにいるのであって、トラックで起こることを監督するためにいるのではない。だから、2026年に影響を与えることになるだろう」。

実際、2026年に向けてシャシー、空力、エンジンのレギュレーションは全面的かつ抜本的に見直されている。

■ミナルディもレッドブルは強いものの...

元ミナルディF1チームのオーナー兼ボスで、現在はイモラ(エミリア・ロマーニャGP)のレースプロモーターの責任者を務めるジャン・カルロ・ミナルディはこう語った。

「現在、すべてのチームが2026年という未来に純粋にフォーカスしており、事実上レッドブルの成功と覇権を当然視している」

「レッドブルが基準的存在であることに変わりはないが、特によく知られている内部問題のせいで、ここ数シーズンは常に彼らを特徴づけてきた平穏さを失っているように見える」。

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