3月12日(日)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの競技最終日デイ4、優勝はトップを守りきったクリス・ミーク(シトロエン C3 WRC)だったが、SS19で危ない場面があった。
ミークは、ジャンプでバランスを崩し、アウト側の草木に突っ込みコースアウト。コースアウトしたその先は一般車両の駐車場だった。
ミークは、すぐにコースに戻らず、なぜか駐車場内の一般車両の間をドリフトで爆走する神業を見せてから、コースへ復帰していった。ラリードライバーのテクニックの凄さを垣間見た瞬間だ。
その時の映像は先日公開したが、同じ場面の車載カメラ映像がこの度、公開された。車載映像で観ると、その迫力も満点だ。
コースアウトする際に「オーマイガー!あぁ、神様・・・」と思わず口走ってしまうコ・ドライバー。もし自分がコ・ドライバーだったら・・・という視点で観ると、生きた心地がしないのもラリーの魅力だ。
しかし、駐車場をうまく抜けられたから笑って観ていられるものの、もし駐車場内が行き止まりだったら・・・「駐車場が行き止まりだったから優勝を逃した」・・・「駐車場は下見していなかった」・・・なんて言い訳は通用しなさそうだ。
ラリードライバーには、運も必要だと感じさせられる映像だ。
■動画:クリス・ミーク、オンボード映像。コースアウトした駐車場でも神業!/ラリー・メキシコ2017(1分59秒)
●【WRC・動画】優勝のミークが神業・・・コースアウトでヒヤリも駐車場の車両間をドリフト