クリスチャン・ホーナーは、主要ライバルがスタッフの流出を予測しているにもかかわらず、レッドブル・レーシングの継続的な健全性について「懸念はない」と語った。
■ニューウェイの行き先はやはりフェラーリか
デザインの第一人者であるエイドリアン・ニューウェイは、レッドブル・レーシングでのF1職務から退いたが、次の行き先は明かされていない。最有力候補はフェラーリであることは明らかだ。
しかし、マラネロのベネデット・ヴィーニャCEOは『Formula Passion(フォーミュラ・パッション)』に次のように語った。
「彼(ニューウェイ)は我々の顧客の一人で、トラックイベントに参加している。しかし、多くのことはいつも新聞で言われていることだ」と付け加えた。
■レッドブルから複数の履歴書が届く
また、レッドブルで長年スポーツディレクターを務めてきたジョナサン・ウィートリーが次に去るかもしれないという噂もある。マクラーレンのザック・ブラウンCEOは先週末マイアミで、現在パドックでは複数の履歴書が飛び交っていると主張した。
「ザックの言うとおりだ。あらゆるレベルでレッドブルからの履歴書を見ている」とメルセデスのトト・ヴォルフ代表も同意している。
ニューウェイの離脱は、2026年以降のレッドブル独自のエンジンプログラムにおけるワークスメーカーのパートナーであるフォードを不安にさせたのではないかとさえ言われている。
フォードのモータースポーツ責任者であるマーク・ラッシュブルックはマイアミで次のように語った。
「現在の舞台裏で起こっていることを考慮しても、レッドブルはF1で一緒に仕事をするのに良いチームだと信じている。我々は彼らの成功を手助けすることに全力を尽くしている」。
■レッドブルはメルセデスから220名
チームのホーナー代表については、レッドブルの人材構成の「強さと深さ」について「懸念はない」と主張している。
また、レッドブルがエンジンプロジェクトのためにメルセデスから200人以上のスタッフを引き抜いたことも明かした。
「1人や2人の履歴書よりも、220人の方がちょっと心配だ」とホーナーは語り、ヴォルフとブラウンが最近「よく話し合っている」と付け加えた。