マッサ「チームオーダーには何の抵抗もない」
フェラーリのフェリペ・マッサが、上海インターナショナル・サーキットで行われるF1第3戦中国GP（4月14日決勝）に向けて意気込みを語った。
Q：もし中国GPの予選でフェルナンド・アロンソ（チームメート）よりも速ければ、あなたは5回連続で彼を打ち負かした初めてのチームメートということになりますね。
マッサ：正直に言って、そんなことは考えたこともなかったよ。僕に言えることは、今シーズンはいいスタートが切れてうれしく思っているし、この調子を続けていきたいということだけだ。そういう記録は別にうれしくもないよ。僕が望んでいるのは、うまくやれて、クルマにも自信が感じられることさ。そういう数字は、いろいろ問題の種になるだけだよ。僕はなんとかいい仕事をしたいと思っているだけさ。
Q：中国GPに向けての目標はなんですか？
マッサ：僕たちが今週末目指していることは、いつもと同じことさ。それは、クルマを改善し続けるために頑張ることだよ。特に予選に向けてね。それをうまくやれて、ほかのクルマよりちょっと速くすることができれば、予選での競争力もさらに増すだろうし、レースだって同じだ。シーズンを通じて、ずっと正しい方向に向かって仕事をすることが重要だよ。
Q：最後に、マレーシアGPでメルセデスAMGや、とりわけレッドブルで問題となったチームオーダーについてはどう考えているか教えてください。
マッサ：チームオーダーを賢く使うのであればいいと思う。というのはつまり、チームオーダーというものはタイトル争いのカギを握るような場面で行使されるものだと思うんだ。開幕2戦目ではなくてね。
マッサ：チームの利益ということを念頭におけば、チームオーダーもあり得ると思う。僕もこれまでたくさんのドライバーを助けてきたよ。たとえばキミ（ライコネン／現ロータス）がフェラーリでタイトルを獲得したときとか、去年もまたフェルナンドがタイトル争いをしているときにそうした。こういう条件に合うものなら、僕はチームオーダーには何の抵抗もないよ。
