メルセデスAMGへ移籍したルイス・ハミルトンが、チームをF1のトップチームにしたいと話した。
ハミルトンは、6年間マクラーレンに在籍し、2008年にはF1ワールドチャンピオンになったが、2013年からは引退したミハエル・シューマッハの後任としてメルセデスAMGに移籍した。
ハミルトンは、イタリアの放送局『Mediaset(メディアセット)』にこう話している。「シューミ(シューマッハの愛称)よりうまくやる?」
「そういう風には考えていないよ。彼は伝説だ。とても手が届かない。先のことについては、メルセデスAMGがトップチームと争えるようになるのを手伝えたらすごく満足できるだろうね」とハミルトンはF1史上最多の7冠を達成したシューマッハに敬意を表した。
ハミルトンは、これまでF1で浮き沈みの激しいキャリアを送ってきた。優れたドライバーであると広く認められているものの、レース以外では、しばしばその言動で物議を醸してもいる。
「それぞれが個性を持っている」
「だから自分らしくいるべきだし、人が言うことは無視したほうがいい」
「大事なことは、安定性だ」
「くよくよする時もあれば、そうでもない時もある。今僕が求めているのは、人生が安定することだ」とハミルトンは語る。
コース上での活躍に関して、ハミルトンは笑顔でこう語った。
「一番好きな追い抜きは、スパ(2000年ベルギーGP)のストレートエンドでハッキネン(ミカ・ハッキネン)がシューマッハをかわしたやつだ。でも僕も自分で誇りに思えることをいくつかやってきたよ」