2012年シーズン開幕以来、精彩を欠いているレッドブルだが、中国GPで復活する準備は整ったとレッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコ博士が語っている。
マルコは、開幕戦オーストラリアGPと第2戦マレーシアGPについて、3年連続チャンピオンを狙うレッドブルにとっていい形ではなかったと認めている。オーストラリアGPでは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が2位に入ったものの、マレーシアGPではチームメートであるマーク・ウェバーの4位が最高位だった。
フェラーリの技術責任者を務めるパット・フライは10日(火)、レッドブルとマクラーレンを比較して、「レッドブルに速さがなかったことに驚いた」と語っていた。
マルコはオーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』へ次のように話している。
「(マレーシアでの)レース全体を通した速さを考えると、一番速かったのはザウバーのセルジオ・ペレスだった」
「路面がぬれていても、乾いていても、ザウバーは絶対的に速かった」
「その一方で、われわれのクルマのパッケージはちぐはぐだった」とマルコは話し、マレーシアでレッドブルがピット作業に手間取ったこと、ベッテルの無線が不調だったことに触れた。
「まとめ上げなければならない項目がたくさんある。しかし、中国GPに向けてそういった問題にどう対応するか、考えがあるん」
「われわれが復活する日は近いと自信を持っている」
「簡単なことではないが、(レッドブルの復活によって)もっと面白くなるに違いない」