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ライバルたちは今季序盤「運が良かっただけ」とレッドブル

2013年11月08日(金)11:59 am

レッドブルの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューイが、ピレリが今シーズンの中盤にタイヤを変更したことは、ロータスやフェラーリといったライバルチームたちの創意工夫を台無しにするものだったとの指摘に反論した。

6月30日に行われたF1第8戦イギリスGP決勝で起こったタイヤ破裂事件により、F1は公式タイヤサプライヤーであるピレリがシーズン途中の第10戦ハンガリーGPから2012年仕様と同じ構造のケブラー製ベルトによるタイヤへ変更することを認めざるを得なかった。

しかし、ロータスやフェラーリなどは、その変更は、彼らが2013年型車をスチール製ベルトによるピレリのタイヤに合わせるためにシーズン前に払ってきた努力を、水の泡にしてしまうものだと声高に不満を訴えていた。

そのタイヤ変更後、シーズン後半に圧倒的な強さを見せたレッドブルの2013年型車RB9の設計者であるニューイは、そうした指摘をはねつけている。

オーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に出演したニューイは、ピレリの最初の2013年仕様タイヤが2012年のタイヤよりも「かなり神経質」で、RB9では高速コーナーでタイヤの摩耗が急激に発生していたと明かした。

それゆえ、ニューイはシーズン中盤におけるタイヤ変更がレッドブルにとっては有利に働いたことを認めている。だが、ライバルたちのクルマが、設計的に最初のピレリのタイヤによりよく合わせられていたという主張には次のように反論している。

「ロータスとフェラーリは、(今シーズン序盤に)われわれが目にしてきた状況を冬の間に予想できるほど、彼らがすごく賢かったんだということを騒ぎ立てたんだと思う」

「率直に言えば、私は彼らが単に運が良かったんだと思う。ちょうどわれわれが少しツイていなかったようにね」とニューイは付け加えた。

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