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新たなタイヤ供給契約は3年だけとピレリ

2013年11月08日(金)11:53 am

ピレリは、単独F1公式タイヤサプライヤーとして、来年以降に向けた新たな契約締結に近づいている。

だが、2014年からの新契約は5年に及ぶものだと考えられていたが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、公式な入札がないまま、そのような長期契約を結ぶことになれば法的な問題も出てくるのではないかと指摘している。

そして、ピレリの会長であるマルコ・トロンケッティ・プロベラは、今週『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に対し次のように述べた。

「独占契約は3年にして欲しいと申し入れた」

「今、最終的な段階にいる。圧力をかけているわけではないが、われわれとしてはFIA(国際自動車連盟)と非常に緊密に共同作業を行っている。というのも、タイヤはわれわれの指針に基づいて使用されなくてはならないからだ」

最近、トロンケッティ・プロベラとピレリのF1責任者であるポール・ヘンベリーはいずれも、ピレリが土壇場でF1から撤退する可能性を示唆していた。それは各F1チームがタイヤ開発テストに非協力的であるためだ。

トロンケッティ・プロベラは、6日(水)にミラノにおいて次のように述べた。

「われわれは、テストが2013年型車で行われること、そしてテストがシーズン中に行われることが正式決定されることを期待している」

ヘンベリーは、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、「バーレーンでの(シーズン前)テストに備えるためには、12月と1月に2013年型車でテストをする必要がある」と説明している。

だが、現在のルールでは2013年型車でのテストは禁止されている。『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、メルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダが、アブダビにおいてほかのライバルチームたちにピレリを手助けするよう懸命に説得を試みていたと伝えた。

ラウダは、「もし、今年起こったようなタイヤによるドラマがまた繰り返されることを防ぎたいと思うのなら、彼ら(ピレリ)に協力することが必要だ」と語り、次のように続けた。

「それは全員の利益になることだ。われわれは、ピレリのために、彼らが望むときに2013年型車を用意するよ。そしてほかのチームも同じことをするべきだ」

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