エイドリアン・ニューウェイは2025年3月末までにレッドブル・レーシングを離れることを発表しているが、すでにF1マイアミGP前にはロンドンでフェラーリ代表のフレデリック・バスールとの会談が目撃されるなど、各チームがラブコールを送っている。
そして、興味を示さない素振りを見せていたアストンマーティンF1のマイク・クラック代表も、チームがエイドリアン・ニューウェイとの契約の可能性を検討していることを認めた。
■アストンマーティンのオーナーがパドックで会談
クラック代表はマイアミで、アストンマーティンがレッドブルの技術責任者に興味を持っているという噂について質問されると「我々は我々のテクニカル・チームに非常に満足しているし、彼らと一緒に続けていく」と答えた。
しかしその後、65歳のニューウェイは、マイアミのパドックでアストンマーティンの億万長者のオーナーであるローレンス・ストロールと会話しているところを目撃された。
その後、クラック代表は日曜日にスペインの放送局『DAZN(ダ・ゾーン)』から質問された時、ニューウェイの質問に対する答えを少し修正した。
「アストンマーティンとして独自の道を歩むことは重要だと思う。私たちが抱えている人々とチームとともにね」
「私たちは成功を築きたいし、強豪と戦いたい。もちろん、このような優秀な人材がいるのであれば、彼らを考慮し、評価しなければならない」
「彼らが貢献できること、欠点、そのすべてを詳細に評価しなければならない」とドイツ人のクラック代表は付け加えた。
■ウィリアムズもニューウェイと会話
興味深いことに、ウィリアムズのジェームズ・ボウルズ代表はマイアミで、ニューウェイがウィリアムズに加わる可能性について「軽い会話」をしたことを明かしている。
「チャレンジングなことをやりたいと考えている人には、とてもぴったりだと思う。ここにいる誰もが、少なくとも彼と話をしないのは愚かだと思うね」。
■ピエロ・フェラーリとも笑顔で会話
F1マイアミGPのスターティンググリッド上では、フェラーリの創始者エンツォの息子で副会長のピエロ・フェラーリとも笑顔で会話する姿が撮影されており、各チームがラブコールを送る姿が多く目撃されそうだ。ニューウェイのハートを掴むのはどのチームになるのだろうか。