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F1開幕戦オーストラリアGPフリー走行1回目、詳細レポート

2012年03月16日(金)12:43 pm

2012年F1開幕戦オーストラリアGPが3月16日(金)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km)で開幕。現地時間12時30分(日本時間10時30分)から90分間、フリー走行1回目が行われ、ジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップになった。

セッション開始時の天候は曇り、気温20℃、路面温度は18℃。セッション開始前に降った雨の影響から、路面が湿っている状態でセッションスタート。そのため、各車とも雨用のタイヤを装着してシステムなどの動作を確認するインストレーションラップを行った。

路面が乾いていないこともあり、各車ともしばらくガレージにとどまったものの、ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)が開始約20分でタイム計測を開始。これに続いてセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)などもタイム計測を開始している。

開始約30分、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が路面の水量が少ないとき向けのインターミディエイトタイヤを装着してトップタイムを更新。アロンソのタイムは1分37秒941だった。なお、この段階ですでに、ペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)を除く全車が一度はコースインしている。

また、ナレイン・カーティケヤン(ヒスパニア・レーシング)は、トラブルが発生したようで、第3セクターのコース上にクルマを止めた。カーティケヤンはまだタイムを記録していなかった。そして、開始約35分にはニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が1分37秒147を記録してトップに浮上した。

開始約40分、小林可夢偉(ザウバー)が1分36秒906を記録してトップに。路面は乾き始めた部分もあるが、全体的にはまだ湿っている状態で、可夢偉はインターミディエイトを装着している。路面状態が悪いこともあり、セッション中盤はコースインするクルマが少なかった。

残り約35分、可夢偉がハード側のドライタイヤ、ミディアムで1分30秒761を記録し、自身のトップタイムを更新した。その後、可夢偉は再びタイムを更新、1分29秒722を記録してトップを維持。しかし、すぐにミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が1分29秒156を記録してトップに立った。だが、チームメートのニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が1分28秒683でトップへ。路面の乾いている部分が増えており、その後はメルセデスAMG勢のタイム更新が続いた。

メルセデスAMGの2台がピットへ戻った段階では、シューマッハが1分28秒235でトップ。2番手ロズベルグ、3番手は可夢偉になっている。なお、この段階になってもデ・ラ・ロサはコースインできていない。その後、セッション中盤に多くのクルマがコースインし、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が2番手タイムを記録するが、シューマッハのタイムは破れず。

残り約15分、フェリペ・マッサ(フェラーリ)が9コーナーへのブレーキングでぬれた芝にタイヤを落としてスピン。マッサは砂利がしき詰められたグラベルから抜け出せず、そのままクルマを降りた。

残り約10分、ジェンソン・バトン(マクラーレン)が1分27秒642を記録してトップに浮上。その後もバトンは自身のタイムを更新、残り約5分の段階で1分27秒560を記録した。その後、チームメートのルイス・ハミルトンもタイムを更新して2番手に浮上。マクラーレン勢が1-2体制でフリー走行1回目が終了となった。

可夢偉は結局、10番手でセッション終了。チームメートのセルジオ・ペレスは、可夢偉から約コンマ4秒遅れで15番手になっている。

【結果】F1開幕戦オーストラリアGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1開幕戦オーストラリアGPフリー走行1回目の結果

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