フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2025年に向けた契約交渉が迫る中、アストンマーティンにプレッシャーをかけ続けている。
●【2024F1第2戦サウジアラビアGP】決勝レースの結果、タイム差、周回数、ピット回数
■シミュレーションも予想しなかったアロンソの5位
42歳のスペイン人ドライバーであるアロンソは、トップチームのメルセデスやレッドブルへのセンセーショナルな移籍が今年も噂されているが、サウジアラビアGPでは予選4番手から決勝では5位に入った。
しかし、彼の長年の親友であり、現在はアストンマーティンのチーム・アンバサダーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサはこう語った。
「コンピューターは5位とは言わなかったが、それは人的要因のおかげだ。そして、それはありがたいことだ」と明らかに2度のチャンピオンを指してスペインの『DAZN』に語った。
■マクラーレンやメルセデスに勝てたのはラッキー
ドライバーもデ・ラ・ロサも、チームは長いシーズンを通してすべてのレースで本当の意味での絶え間ない進歩を遂げなければならないと主張している中、アロンソが2024年型アストンマーティンを上回るパフォーマンスを見せていることを暗に示している。
「オーストラリアがどうなるか見てみよう」とアロンソは語る。
「バーレーンからジェッダにかけて、僕たちは小さなステップを踏んだと思う。1ラップでは速いけれど、レースではマクラーレンやメルセデスに勝てない。彼らの前にいられたのはラッキーだった」
「次のレースに向けて解決策を見つけなければならない」。
■デ・ラ・ロサ、開発スピードを懸念
デ・ラ・ロサは、シルバーストンを本拠地とするチームが解決しなければならない「懸案事項」は、昨年の問題であるマシン開発プログラムの停滞に加え、ロングラン時のタイヤの過剰なデグラデーション(劣化)だと同意する。
「F1において改善を望む時や改善しなければならない時は、変更や改良によってのみ達成することができる。これは秘密ではない。チームの目標は、2レース続けて同じマシンでレースをしないことだ。オーストラリアでの改善計画はないが、“オーブン”には入っている(開発作業は前進している)」。
そしてデ・ラ・ロサは、アストンマーティンは今、そのアップグレードプログラムがトップチームに匹敵するものであることを示す必要があると語った。
「こちらが改善しても、他のチームも改善する。そして、他のチームと比較すると、こちらの改善幅が小さい場合、事態が悪化しているように見えることもあるんだ」。