F1ドライバーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の仕事ぶりを間近で見たDTMチームのボスは、「非常に魅力的だった」と感銘を受けた様子だ。
3冠のフェルスタッペンは自身のマーケティング会社『Verstappen.com』を通じて、GTとDTMで友人のティエリー・フェルミューレンのスポンサーをしている。フェルミューレンは彼のマネージャーであるレイモンドの21歳の息子だ。
そして最近、マックスは友人フェルミューレンのために選んだチーム、エミール・フライ・レーシングのポルトガルやムジェロでのプライベートテストに参加した。ザウバーの元スポンサーで高級車ディーラーのエミール・フライの名を冠したスイスのチームだ。
フェルスタッペンがドライブしたのは、フェルミューレンがDTMマシンのゼッケン69をつけて走っているフェラーリ296GT3だった。チーム代表のロレンツ・フライ・ヒルティはフェルスタッペンがV6ツインターボをテストして、一緒に過ごした経験について尋ねられると、『Blick』紙にこう答えた。
「非常に魅力的だった。マックスはまったく問題なく、気取ったところのない、実直なナイスガイだ」
「わずか1周か2周しただけでスピードに乗る。彼は非常に丁寧な仕事をするよ。彼のレースに対する情熱の大きさが伝わってくるよ」
フェルスタッペンのテストラップタイムは秘密のままだが、フレイ・ヒルティはセッションについて次のように語った。
「マックスは明確なテストプランに従い、エンジニアたちにとても有益な発言をしてくれた。彼はティエリーが必要としていることに非常によく適応してくれるんだ」
「ティエリーはマックスの友人だが、彼はまだパフォーマンスを見たがっている。コーチとして、彼は厳しく明確な指示を与えている」
「マックスは私に、自分自身でも何周か走るように説得してくれたよ」
フェルスタッペンのタイムに近づけたかと聞かれると、「そうとは言えないね」と笑った。しかし、彼自身はマックスと友達になったという。
「GT3チームは無数にある。彼が私たちに声をかけてくれたことは、とても光栄なことだった」
「当初は依頼の背後に何があるのかよくわからなかったが、マックスが今のように、どれだけ熱心に私たちのレースを見てくれているかなんて想像もしなかった」。