ヘルムート・マルコ博士は、エナジードリンクのレッドブル傘下でかつてアルファタウリやトロ・ロッソとして知られていたF1チーム『Visa Cash App RB(ビザ・キャッシュアップRB)』は、レッドブル・レーシングから「独立している」と主張している。
■正式名がレーシング・ブルズではなくRBになった理由
イタリアのファエンツァを拠点とするこのチームは最近、レッドブル・レーシングとの新たな相乗効果を生み出し、イギリスを拠点とする優秀な人材を雇用するため、一部の業務をイギリスに移し、波紋を呼んでいる。
『RB(レーシング・ブルズ)』の頭文字を巧みにレッドブルと結びつけ、エナジードリンクのおなじみの闘牛のロゴをあしらった新しい名前とロゴは、レッドブル・レーシングとの新たな緊密な関係への疑惑をさらに高めている。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌のミハエル・シュミット記者はこう説明する。
「新しい名前を見つけるのは困難を極めた。もともとは、レーシング・ブルズがもっと目立つはずだった。レッドブルが他のスポーツ活動にも使っている総称だからだ」
「しかし、F1はシャシー・メーカーの前にスポンサー名が表示されることを快く思っておらず、そのためレーシング・ブルズは『RB』と略されることになった」と付け加えた。