ヘルムート・マルコ博士がレッドブルの2つのF1チームのオーナーと新たな契約を結んだ。
■ヘルムート・マルコ、2026年末まで契約
王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は明確な支持を表明していたものの、昨年はマルコ(80歳)がクリスチャン・ホーナーと不仲になり、自身の関与が終わるのではないかとの憶測が流れていた。
しかし『Salzburger Nachrichten(ザルツブルガー・ナッハリヒテン)』紙は、マルコが新たな契約にサインしたと報じている。
「新しい契約は2026年末まで有効だ」とマルコは発表した。
また、『Osterreich』紙によると、レッドブルのボスとの話し合いは「前向きに」終わり、「すべては計画通りに進んでいる」とのことだ。
マルコは現在、2024年に開催される24のグランプリすべてに参加することを計画している。
「そうだね、でもそれは私にとってストレスではないんだ。もし私が『これから私に起こることはクレイジーだ』と言っていたとしたら、それは難しいだろう。でも、『オーストラリアは美しいから、メルボルンへの旅が楽しみだ』と自分に言い聞かせているのさ。金曜日から日曜日の夕方まで、私はレッドブルのために仕事をし、それを楽しんでいるよ」
■クラッシュテスト不合格は速さの追求の証
一方、フェラーリの2024年型マシンがFIA(国際自動車連盟)のクラッシュテストに合格したのに対し、レッドブルの新車は同テストに不合格だったことが明らかになった。
「もし一発でテストに合格していたら、それこそ問題だったはずだ。それは私たちがベストの仕事をしていないことを意味するからね」とマルコは主張した。
今年の新マシンもギリギリまで軽量化を図って速さを追求しているのは間違いないようだ。