リカルド「ベッテルに挑戦したい」
28日（火）に2014年型F1マシンを発表したレッドブルのダニエル・リカルドが、2014年シーズンに向けての意気込みを語った。
Q：今年はF1がまったく変わります。あなたは全く違うクルマと新しいチームで取り組むことになります。あなたにとって今シーズンはどれほどの大きな挑戦となりそうですか？
リカルド：今シーズンはかなり大変だろうけど、すごくワクワクしているよ。それは2、3か月前から、ある意味ではこれまでの人生においてずっと楽しみにしていたことなんだ。僕のキャリアにおける新たな大きな飛躍だからね。ルールが大きく変わることによって、新たな冒険が始まるようなもので、誰にとっても困難な挑戦になるだろう。でも、僕たちはその準備が整っているし、それを待ち望んでいる。
リカルド：2014年にはF1でさまざまなことが変わるから、チームを変わるにもいいときだと思う。いろんなことが均等になって、僕が輝くためのチャンスも生まれてくるんじゃないかと期待しているよ。
Q：4年連続チャンピオンがチームメートですが、それについてはどう思っていますか？
リカルド：今年はセバスチャン（ベッテル）と一緒にやれることで本当にワクワクしているよ。彼はすごいことを達成してきた。それも、短期間でね。4回もF1チャンピオンになるのはものすごいことだし、その記録や彼自身に対して大きな尊敬の念を持っている。彼からできる限り多くのことを学びたいと思っているよ。もちろん、彼に挑戦もしたいと思っている。
Q：これまで、あなたのヘルメットには「ラーテル（ミツアナグマ）」と呼ばれる生き物の絵が描かれていましたが、今年もそれは同じですか？ そして、それはどういう意味があるのでしょう？
リカルド：野生の王国で最も恐れを知らない動物だと考えられているんだ。見た目はすごくかわいくて抱きしめたくなるほどだけど、ひとたび何者かが彼のテリトリーに踏み入って、彼のご機嫌を損ねるようなことをすれば、彼は少しばかりどう猛になって、たとえそれがトラだろうがニシキヘビだろうが、あとを追いかけていくんだ。変わり身も早いんだけど、いいヤツなんだよ。
Q：（開幕戦が行われる）オーストラリアでは大騒ぎになると思いますが、その覚悟はできていますか？ 大きな注目を浴びることになるでしょうが、そのことは全く気になりませんか？
リカルド：心構えはしているし、楽しみにしているよ。これまで経験したことがないほどのものになりそうだね。唯一のオーストラリア人ドライバーだし、F1でも最高のチームに昇格したわけだから、これまで以上に大きな注目が集まるだろうからね。そのことは分かっている。それを自分に有利になるように利用するだけさ。それによって大きなエネルギーが与えられるだろうし、それで自分自身を包み込んで、サーキットの上で発散させるつもりだよ。
Q：レッドブルでの最初のシーズンには何を期待していますか？
リカルド：期待っていう言葉はあまり使うのが好きじゃないんだ。少しばかり幻想が生まれることがあるからね。もちろん、今年は自分の力を最大限に発揮したいと思っている。だから、僕としては、期待するのではなく、何の後悔も残さないようにしたいと思っているよ。何度か優勝して今年を終えられればいいし、そうなれば素晴らしいだろうね。でも、分かっているのは、僕が全力を尽くすということ。それが自分の目標さ。
Q：今日クルマが組み立てられているのを見て、どう思いましたか？
リカルド：今日、クルマを組み立てるためにチームの全員が集まっているのを見たのはすごく感動的な瞬間だったよ。そのクルマが自分のためのもので、今年それで自分が全力を尽くすんだと思うと、少し鳥肌が立ったよ。だから、感動的だったし、もちろん誇りに感じた瞬間だった。
