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ベッテル「新車への期待値はかなり低い」

2014年01月29日(水)14:24 pm

28日(火)に2014年型F1マシンを発表したレッドブルのセバスチャン・ベッテルが、2014年シーズンに向けての意気込みを語った。

Q:4年にわたって素晴らしい成功を収めてきましたが、今年は全く新しいゲームが始まります。ルール変更のことは全く不安要素にはなっていませんか?

ベッテル:僕たちも含め、すべてのチームにとって大きな変化だ。だから、予想めいたことは何もできないね。ひとたび始まってしまえば、一番大切なことは、クルマを理解し、それを発展させることだ。だから、期待値としてはかなり低いよ。でも、いいクルマだということが分かりさえすれば、そう期待しているけれど、そうなればここ数年間と同じような位置でレースができるようにしたいと思うよ。

Q:今年は、レギュレーションに適応させるためにドライバーは間違いなくドライビングスタイルを変えなくてはならなくなると思いますか? クルマを使いこなすにあたって、ほかにももっとドライバーがやるべきことがありますか?

ベッテル:ドライバーは、新しいドライビングスタイルに慣れる必要があると思う。クルマや燃料の状態にも目を配らなくてはならないだろう。だから、これまで慣れ親しんできたレースに比べると少しばかり違ってくるだろうね。みんな、それには慣れるだろうけれど、少し時間はかかるかもしれない。

ベッテル:週末を通じて、ドライバーには自分がやるべきことに対応することが求められる。予選ではできる限り速く走るようにするけれど、レースになれば、誰とレースをしているのか、自分はどういう順位にいるのかということで違ってくる。燃料をセーブして、恐らくは数周前から追い抜きのための準備をすることになるだろうね。どうなるか様子を見よう。

Q:今年は、レースが落ち着くまでにどれくらい時間がかかると思いますか?

ベッテル:変化が大きければ大きいほど、それに対応するには誰にとっても時間が必要になるものさ。ドライバーやエンジニア、そしてファクトリーの人たちみんなにとってね。だから、多分これまでよりもリタイアも増えるんじゃないかな。以前はクルマのこともよく分かっていたけれど、今年はすべてが新しくなる。だから、誰でもミスを犯すこともあると思うんだ。問題は、誰がミスを最小限にとどめ、同じミスを繰り返さないようにできるかだろうね。僕たち全員が学ぶ必要があるけれど、絶対そういうことも起きるよ。こういう変化の後では、それはあたりまえのことさ。

Q:これまで連続5回F1タイトルを獲得したのはミハエル・シューマッハだけです。そのときはレギュレーションがあまり変わっていませんでした。その記録に並ぶことは可能だと信じていますか?

ベッテル:不可能なことは何もないと思っている。僕たちは素晴らしいことを成し遂げてしてきたし、5回目を達成するために同じように頑張るよ。でも、現時点ではそれほど大きな期待はしていないんだ。どうなるかまだ分からないからね。これまではいい走りができていたけれど、今は白紙の状態だ。だから、これから様子をみてみないとね。

Q:新しいチームメートを迎えたことで、今シーズン何か影響はありそうですか?

ベッテル:それほど変わらないよ。違う名前の違う人間というだけさ。でも、チームはいろんなドライバーと仕事をしてきているよ。最初の年は、彼(ダニエル・リカルド)にとっては大変だろうね。チームもお互いによく理解し合わなくてはならない。だから、その意味では僕のほうが有利かもしれない。でも、彼にはすごく才能があるし、頭もいい。だから、きっとすぐに慣れるだろうし、チームも彼を支援するだろう。そうなれば、最終的に僕たちが最強のチームになれるだろうね。

Q:今日クルマが組み立てられているのを見るのはどんな気分でしたか?

ベッテル:休みから戻って、チームのみんなと会い、新車も目にした。クルマの見た目はすごく違うから、これからやるべきことも多いだろうし、技術的なこともすごく複雑だろうね。エンジニアにとってもすべてを理解するのは大変だよ。あらゆるものが関連しているからね。ドライバーにとってはもっと大変だよ。もう長いこと学校に行っていないからね!

ベッテル:それがどのように機能し、どのように改善されてゆくのかすごく興味をそそられるよ。メカニックたちや、クルマに携わっている全員にとってやるべき仕事がたくさんある。大きな挑戦だし、どうなるか予想もつかない。でも、最初のレースでその答えが見えてくるだろうね。

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