メルセデスAMGのディレクター兼共同オーナーであるトト・ヴォルフが、本拠地のブラックリーで働くスタッフの人員削減を示唆した。
イギリス人スタッフの中には、1998年のBAR発足以来ずっと働いてきた者もいる。
その後チームはホンダ、ブラウンGPを経て、2010年から現在のメルセデスAMGになった。発足後4年目となる今年、ヴォルフと元F1チャンピオンのニキ・ラウダというオーストリア人2人がトップに就任し、チーム改革を行おうとしている。
問題はスタッフの「アイデンティティー」欠如にあるとヴォルフは『Kolner Stadt-Anzeiger(ケルナー・シュタッツ・アンツァイガー)』に語った。
「スタッフにもう1度アイデンティティーを発揮してもらおうとしているところだ」
「それに応えるスタッフも応えないスタッフも出てくるだろう」
しかしヴォルフは、予定しているチーム改革のために「ターミネーター」のように非情なやり方をするつもりはないとしている。
「私はターミネーターじゃない」とヴォルフは同じオーストリア出身のアーノルド・シュワルツェネッガーが演じた映画を挙げて笑った。「だが、自分の考えを示さないでおいて、成功第一という姿勢で行動するとしたら、それは間違っているだろう」