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苦戦チームの原因はピレリF1タイヤか

2013年04月22日(月)13:28 pm

低迷している数チームの原因は、風洞施設用にピレリが提供した60%縮小モデルだと見ている専門家がいる。

2013年は低迷が続いている名門マクラーレンだが、2012年のマシンは最速と評価されていた。

同じことは、ウィリアムズとザウバーにも当てはまる。昨年は中団チームの中でも抜け出していたが、今年は明らかにペース不足に苦しんでいる。

スイスの『Blick(ブリック)』紙の技術専門家であるマイク・ハマーは、マクラーレンとザウバーに関してこう書いている。「2チームとも、問題がどこにあるのか突き止めたと考えている」

「原因は、新しいピレリタイヤと関係があるはずだ。2012年より角張っており、そのため、コーナーでの変形の仕方も違う。それが空力に大きな影響を与えている」

「数ミリが影響するのだが、風洞用の60%サイズのタイヤが、マクラーレンとザウバーの低迷につながった」

マクラーレンの匿名のエンジニアも同じ考えだ。「(ピレリのタイヤモデルは)昨年よりずっと悪くなっている」

こうした批判に対して、ピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーはこう反論している。「11の異なる風洞を持つ11チームの話なんだ」

「いい60%サイズのタイヤを作るのは容易なことじゃない」

この説なら、不振に苦しむチームが今年大幅にマシンを変更したチームに偏っていることも説明がつく。

一方、ザウバーのチーム代表モニシャ・カルテンボーンは、ルーキーのエステバン・グティエレスが苦戦していることを擁護している。F1第4戦バーレーンGP予選で、グティエレスはQ1すら通過できなかった。

「当然、これまでの結果には、彼もわれわれも満足していません」

「しかし、才能を信じてきましたし、今も信じています。従って、彼が成長できる環境を整えることが、われわれの仕事です」

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