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変革が進むメルセデスAMG、チーム内の実権を握る人物は?

2013年03月18日(月)11:19 am

メルセデスAMGの新しい共同オーナーで、会長のニキ・ラウダは、ブラックリーにあるチーム本部に初めて訪れた際に非常に驚いたという。

メルセデスAMGは、BAR、ホンダ、ブラウンGPというチーム変遷を遂げて現在に至っており、メルセデス・ベンツが保有するチームであるにも関わらず、スタッフはこれまでアウディ、ホンダ、ボクソールなどの車に乗って出勤していた、とラウダは『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』に説明した。

「あれはもう手を打ったよ。今はもっとましな社員用リースプログラムがあるんだ」

しかし、まだ輝かしい結果を残せないでいるチームにとって、一番大事な車はルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが駆る2013年マシンW04の方だが、こちらも順調のようだ。

しかしラウダは「まだレッドブルのレベルには追いついていない」と危機感を見せていた。

F1の最高権威であるバーニー・エクレストンは、オーストリア人のラウダとトト・ヴォルフのコンビが率いるメルセデスAMGの新体制は正しい方向に向かっていると語った。

「彼らはどの様な変化が必要か分かっているようだね」とエクレストンは語っている。

「皆が同じルールで、同じタイヤで戦っているが、(メルセデスAMGは)トップドライバー、もしかしたらベストドライバーかもしれないハミルトンを擁し、最高のエンジンをもっている。だって、僕がチームを持っていたらメルセデスのエンジンを使うからね」

「もう必要なすべて物はそろっているんだ」

さらなる人員整理についてもエクレストンは同意している。

「その必要があればするだろうね」

となれば、次にはチーム代表のロス・ブラウンの去就が絡んでくる。

続けて、誰がチームの実権を握っていると思うか、と聞かれるとエクレストンは、ブラウンがチームの中心人物ではないという考えを示した。

「まぁ、まずツェッチェ(ディーター・ツェッチェ/親会社ダイムラーCEOの)ではないな。ニキでも、ブラウンでもない、私が思うにトト・ヴォルフじゃないかな。ニキの役割はもっと政治的なものだけど、トトはチーム全体をまとめ上げる必要があるからね」

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