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トロ・ロッソの元技術責任者、ブレーキ・メーカーに再就職

2012年トロ・ロッソの技術責任者を辞めたジョルジオ・アスカネリが、F1の各チームにブレーキを供給するイタリアのメーカー、ブレンボからレースの世界に帰ってきた。

イタリア人で53歳になるアスカネリが、フェラーリからF1復帰を果たすと先月報じられていた。

1月15日（火）、イタリア『Autosprint（オートスプリント）』のアルベルト・アントニーニ記者は、「アスカネリが間もなくF1に復帰する。チーム名は不明」と伝えていた。

実際のところアスカネリは、ブレンボの技術部門チーフに就任したのだ。

同社は次のような声明を出している。「ジョルジオ・アスカネリを得たことにより、社内が活性化された。社業の根幹を成す部門に新たな頭脳と腕が加わったのだ」

アスカネリは1980年代なかばにフェラーリでF1キャリアをスタート。同チームではゲルハルト・ベルガーのエンジニアを務めた。やがてベネトン（現ロータス）、さらにはマクラーレンに移籍。マクラーレンでは、あのアイルトン・セナの担当エンジニアだった。

その後、1995年にフェラーリ復帰し、2001年まで在籍している。『Autosprint（オートスプリント）』によると、トロ・ロッソのチーム代表、フランツ・トストと“意見の相違”がみられたことが脱退につながったという。現在トロ・ロッソは、テクニカルディレクターとしてジェームズ・キー（元ザウバー）を擁している。