フェラーリのフェリペ・マッサは、ハンガロリンクで開催されたハンガリーGPフリー走行3回目で、15周を周回してベストタイムは1分22秒136で8番手。予選では、1分21秒900で7番手になった。
フェリペ・マッサ
「チームにとって楽な予選ではなかったよ。フェルナンド(アロンソ/チームメート)も僕も完ぺきなラップをまとめられずに苦しんだ。それは、Q3よりQ2のタイムのほうがいいことにも表れている。残念だよ。Q2ではいいタイムが出せて、さらにもう少し良くなりそうだったんだ。でも残念ながら、遅くなってしまった。急にグリップが落ちて、オーバーステア(クルマが曲がりすぎてスピンしやすい状態)がひどくなってしまったんだ。だから、これからなぜなのか見つけなきゃいけない」
「明日はとても暑くなるだろうね。それに雨になる可能性もある。だからどんな状況になってもうまく対処する必要がある。タイヤの挙動に関するデータが少しあるから、それを慎重に検討しなければいけない。分かっている少しのことから判断すると、ソフト側タイヤの性能劣化は間違いなくある。燃料満タンの状態では、それがよりひどくなるかもしれない。明日は長いレースになるだろうけれど、どうなるかはその時まで待って見てみるしかない。でも、まだ表彰台を争える可能性はあると思っている。たとえ相手がとても強くてもね」
「ハンガロリンクは、僕のキャリアの中でも重要な瞬間の舞台になってきた。まずは2008年、優勝確実というときに、エンジンの故障でだめになったレース。本当につらい打撃だった。その翌年はあの事故だ。それでここには大勢、ずっと親しくしている人や僕を応援し続けてくれている人たちがいる。だから余計がっかりしているんだ。今日の午後に素晴らしい結果を出してお返しがしたかったからね。明日それができるようにがんばるよ!」