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F1ボス、ニュルブルクリンクとの会談をすっぽかす

2012年07月26日(木)20:19 pm

ニュルブルクリンクの関係者らは、ドイツGPが開催された週末、F1の最高責任者バーニー・エクレストンに待ちぼうけを食わされた。

ドイツGPはニュルブルクリンクとホッケンハイムリンクで隔年開催されているが、現在ニュルブルクリンクは破産手続きに入っている。この問題についてエクレストンが、通常の開催権料の支払いを免除することを申し出たと報じられていた。

こうした中、ニュルブルクリンクの代表ヨルグ・リンドナーとカイ・リヒターは、サーキットが直面する窮状についてエクレストンと相談するために、ドイツGPが開催されていたホッケンハイムにわざわざ足を運んでいた。

「彼らはずっと待っていたが、バーニーは来なかった」と『Suddeutsche(ズットドイチェ)』紙が報じている。

エクレストンがドイツGPに姿を現さなかったのは、ドイツの贈収賄事件を捜査している検察が逮捕命令を出すことを恐れたからではないかという憶測をメディアは伝えている。

これは、数年前にF1の株式が売却された際、エクレストンからわいろを受け取ったとして、ドイツの元銀行家ゲルハルト・グリブコウスキーが起訴された事件で、グリブコウスキーは、エクレストンから多額のわいろを受け取っていたことを大筋で認め、有罪判決を受けている。

ニュルブルクリンクの広報担当者は『DPA通信』に「われわれは腹を立ててはいない」と述べ、こう話した。

「2013年にニュルブルクリンクで開催されるF1について、ほかの方法でも(エクレストンと)連絡を取っている」

グリブコウスキーの弁護士ダニエル・アメラングは、エクレストンも永遠に隠れているわけにはいかないと『Bild(ビルト)』紙に話した。

「彼は今後どうやって自分の職務を果たすつもりなんだろうね、ドイツやヨーロッパで。それどころか、もし検察が国際逮捕状を申請したら、世界中でだ」

エクレストンからコメントは得られていない。

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