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ジェンソン・バトンの不調脱出に自信を見せるマクラーレン

2012年06月22日(金)18:09 pm

このところ不調に陥っており、今季のタイトル争いに暗雲が立ち込めている感のあるマクラーレンのジェンソン・バトンだが、マクラーレンはバトンが抱えていた問題を解決することができたと自信を見せている。

2009年のF1チャンピオンであるバトンは前戦カナダGP後、同じクルマに乗るチームメートのルイス・ハミルトンが優勝を飾る活躍を見せたのに対し、自身はそのハミルトンに周回遅れとされてしまっていたことについて「わけが分からないし、すごく途方に暮れている」と認めていた。

しかし、20日(水)にマクラーレンのオペレーションディレクターであるサイモン・ロバーツが取材陣に対して次のように語っている。

「(カナダGP後)ファクトリーに戻ってかなりの作業が行われたよ。すべてわれわれが想定した通りだったかどうかを調べるためにデータの分析を行ったんだ」

ロバーツは、バトンのクルマには何の欠陥もなく、基本的なセットアップにも問題はなかったとしながらも、こう続けた。

「だが、(ハミルトンとバトンの)2台のクルマには微妙な違いがある」

「バレンシア(ヨーロッパGP/24日決勝)へ向かうにあたって、それを特定できたとの自信を持っている。予選と決勝の両方に向けて、少しだけ違う方法でジェンソンのクルマを彼に合うようにできると思うよ」

今シーズンは開幕戦で優勝を飾ったバトンを含め、ここまで7戦で7人の違う勝者が誕生するという混乱のシーズンとなっている。その原因はピレリタイヤがその性能をうまく発揮させられる領域が非常に小さいためだとの意見もある。

これに関し、ロバーツは次のように続けている。

「われわれは(タイヤを)完全に理解するところまでかなり近づいていると思うよ。それができたかどうかは、時間がたてばわかるだろうけどね」

「つらいものではあったけれど、われわれにとっては興味深い学習でもあった」

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