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フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサは「本来の姿に戻った」

2012年06月12日(火)9:44 am

フェラーリのフェルナンド・アロンソは、チームメートのフェリペ・マッサが現在の好調を維持できると見ている。

マッサはカナダGPの際、これまでの不振によって、フェラーリのシートを失う可能性があるばかりか、F1のキャリア自体が終わることにもなりかねないと認めた。

「小さいチームに行かなければならないとしたら、ほかの何かをすることも考えるかもしれない」とマッサは話した。

またマッサは、8月ごろにマネジメント会社が選択肢について考え始めるだろうと明かしていた。しかし、モナコGPでよい走りを見せたことで、事態はすでに好転し始めている。

「この調子で続けていければ、フェラーリにとどまることも、レースを続けるためのほかの方向性を探ることも容易になると思う」とマッサはモントリオールで話した。

マッサはカナダGPの予選で、アロンソからコンマ数秒以内につけていた。

アロンソも、「もちろんフェリペのことを喜んでいる」と述べ、2012年当初のフェラーリは「あまり運転しやすいクルマではなかった」とマッサを擁護した。

「バルセロナ(スペインGP)以降、彼はいい仕事をしている。モナコではレースウィークを通してとても速かったし、ここでもそうだ。これが本来の姿だし、今後は残りの選手権もこのままの調子でいくと思う」とアロンソは付け加えた。

フェラーリは、2013年もマッサを残留させる可能性を除外していない。

「主にフェリペ次第だ」とチーム代表のステファノ・ドメニカリはブラジルの『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』に語った。

「われわれがここにいるのは、あらゆる面で彼をサポートし、われわれのよく知る素晴らしいドライバーとしての姿を取り戻すためだ」

フェラーリはF1で最も有名なチームだけに、マッサの後任候補にも不足はない。しかし、かつて現ロータスの前身チームを率いていたフラビオ・ブリアトーレは、2014年に迫ったV6ターボエンジンの導入が、事態を複雑にしていると指摘した。

「そのせいで、このドライバーにするかあのドライバーにするかと決める前に、チームも慎重に考えているんだ」

「ドライバーたちは、新ルールになっても力を発揮できると示す必要が出てくるだろう。今のルールとはまったく変わるからだ」とブリアトーレは語った。

2013年にドライバーが交代する可能性があるトップチームとしては、フェラーリ以外に、マクラーレン、メルセデスAMG、レッドブルがある。

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