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F1第7戦カナダGPフリー走行1回目、詳細レポート

2012年06月09日(土)1:11 am

2012年F1第7戦カナダGPが6月8日(金)、ジル・ビルヌーブ・サーキット(1周/4.361km)で開幕。現地時間10時(日本時間23時)から90分間、フリー走行1回目が行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップになった。

セッション開始時の天候は曇り、気温20℃、路面温度は22℃。セッション開始と同時に各車がコースイン。システムチェックを行うインストレーションラップに向かったが、空気の流れを確認するための塗料を塗ってコースインしているクルマも多い。レッドブルは、空気の流れを計測する器具を装着していた。

この日は雨の予報が出ていることもあり、開始約10分でロータス勢が走行を開始。ザウバー勢やトロ・ロッソ勢なども走行を開始している。開始約20分の段階では、1分17秒188を記録したキミ・ライコネン(ロータス)がトップ。2番手はチームメートのロメ・グロジャン、3番手にはセルジオ・ペレス(ザウバー)がつけた。

しかし、その後ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が1分16秒837を記録してトップに。また、小林可夢偉(ザウバー)が1分17秒341で3番手につけた。だが、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が開始約25分で1分16秒080を記録。これでハミルトンがトップになった。

開始約30分、トップはハミルトンのまま、2番手はタイムを更新した可夢偉。3番手にはフェリペ・マッサ(フェラーリ)。コース上では小雨が降り始めてきた。しかし、まだ雨用のタイヤを装着するほどではなく、各車ともドライタイヤを装着したままで周回を重ねている。

開始約45分、セッションの半分が経過した段階でトップはハミルトンのまま。2番手はセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3番手はロズベルグとなった。そして、開始約50分になったところでヘイキ・コバライネン(ケーターハム)がクラッシュ。コバライネンは9コーナーの出口でアウト側の壁に激突し、クルマの右側が大きく損傷した。このクラッシュにより、セッションは赤旗中断となった。

開始約60分、セッションが再開され、各車が続々とコースイン。午後に激しい雨が降る可能性があることから、ロータス勢はここでソフト側のタイヤを投入。開始約70分でロズベルグが1分15秒782を記録してトップに浮上したが、その直後にハミルトンが1分15秒564を記録。ハミルトンが首位の座を奪い返した。ロズベルグとハミルトンはハード側のタイヤを装着している。

セッション終盤はどのクルマも1度に多くの周回を走るロングランを行っており、上位勢で大きな順位変動はなかった。そんな中で可夢偉は開始約55分に自身のタイムを更新し、4番手に浮上している。

セッション終了直前、多くのチームがソフト側のタイヤでコースイン。しかし、計測ラップの1周目から大幅なタイムアップをできないドライバーが多い。だが、ベッテルが終了間際に自身のタイムを更新。しかし、ハミルトンのタイムには届かず、2番手となった。結局、ハミルトンがトップのままセッション終了。小林可夢偉(ザウバー)は、1分16秒000を記録して7番手。チームメートのセルジオ・ペレスは1分16秒249を記録して8番手になった。

【結果】F1第7戦カナダGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第7戦カナダGPフリー走行1回目の結果

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