F1の最高責任者バーニー・エクレストンが、イタリアでのテレビ放映契約に署名した。その内容は、賛否両論があるイギリスの放映方法と酷似している。
エクレストンは有料チャンネルの『Sky(スカイ)』との契約に合意し、2012年からイギリス国内でF1の全戦を無料で放送する体制を終了させた。現在、イギリス国内で無料の生中継を視聴することができるのは、数戦のみ。それ以外は、後日放送されるハイライト放送になる。
エクレストンは、イギリスとほぼ同じ内容の契約をイタリアでも結んだようだ。2013年シリーズの全戦におけるレースの生中継権利は、イタリアの有料チャンネル『Sky(スカイ)』が獲得したと報じられている。
全20戦になるとみられる2013年シーズンのうち、イタリアでは9戦が無料で生中継される。その他の11戦は、後日に放送されるという。
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』や『Autosprint(オートスプリント)』などは、モンツァで開催されるイタリアGPが無料生中継されるレースのひとつになると報じている。
「われわれは以前にもスカイ・イタリアと共に働いたことがある。彼らの仕事の基準には何の疑問も持っていないよ」
「イギリスでも同様の方法を採用しているが、とてもよく機能している。放映の品質と規模が向上すると同時に、無料で見られるレースも確保できた」というエクレストンのコメントが紹介された。