メルセデスAMGは、ミハエル・シューマッハとのドライバー契約を延長するのかまだ決めないようだ。
過去7度F1タイトルを獲得したシューマッハは、2010年にF1へ復帰する際に現メルセデスAMGとの間で3年契約を結んでおり、今年がその契約最終年となる。
シューマッハはF1復帰後、2010年と2011年には明らかに苦しんでいたものの、今季は再びその実力を発揮し始めたように見える。前戦中国GPでは、チームメートのニコ・ロズベルグがF1初ポールポジションと初優勝を達成しており、今年はクルマの競争力も高い。
来年44歳を迎えるシューマッハが、また来シーズンもメルセデスAMGでF1を走る姿が見られるのだろうか?
この件について、メルセデスAMGのチーム代表であるロス・ブラウンの次のようなコメントが、『Sport1(シュポルト1)』を含むドイツのメディアに取り上げられている。
「シーズンのどこかの時点で、彼にとってベストなことは何か、われわれにとってベストなことは何か、そしてわれわれ両者にとってのベストなことは何なのかはっきりするだろう。だが、そこに行きつくまでにはまだまだ長い道のりが残っている」
とはいうものの、F1関係者の話によれば、シューマッハの契約が延長される可能性は高いようだ。
かつてフェラーリに在籍し、シューマッハの黄金期をともに過ごしてきた同僚でもあり友人でもあるブラウンは次のように締めくくっている。
「彼は素晴らしいドライバーだし、優れたチームプレーヤーでもある」