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フェラーリ、ピット作業では最速

2012年04月19日(木)21:26 pm

フェラーリは今年ここまでのところ、トップ争いができるだけのクルマを用意できていない。しかし、ピットストップ作業に限って言えば最速のようだ。

スペインの日刊スポーツ紙『Marca(マルカ)』が伝えたところによれば、フェラーリのフェルナンド・アロンソが中国GPで2.4秒というピットストップ最速記録をたたき出したいう。

さらにその記事は、中国GPでのフェラーリのピットストップはライバルのメルセデスAMG、マクラーレン、レッドブルといったトップチームと比較して、平均でコンマ6秒速かったとしている。

『Marca(マルカ)』によれば、今年はタイヤの脱着に用いるエアーレンチに従来のヘリウムガス を使用することが禁止されており、これによりどのチームも昨年よりもコンマ2秒ほど作業時間が余計にかかるようになったはずだという。それにもかかわらず、フェラーリは昨シーズンよりもピットストップ時間の短縮に成功しているというのだ。

これに関して、アロンソも次のように述べている。

「(2012年シーズンは)コース上での戦いがとても接近しているだけに、こうした細かいことに気を付けることがとても大切なんだ。それによって順位を上げ、ポイントを取るチャンスを広げることができる。シーズンを終えるころにはそれが差となって現れると思うよ」

また、フェラーリでテストドライバーを務めるマルク・ジェネも、今のフェラーリにとって唯一足りない要素が速いクルマだとしつつ、『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』紙へ次のように語っている。

「一方で、僕たちが最高のピットストップを行うことができていて、戦略もほぼうまくいっていて、クルマの信頼性がよいということは注目すべき点だよ。僕たちに欠けているものは(クルマの)スピードだけなんだ。予選と決勝レースのどちらもね」

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