F1で2年目を迎えるパストール・マルドナード(ウィリアムズ)は、今季のクルマが昨年よりも進化したと考えている。
2010年にF1への登竜門であるGP2のチャンピオンとなり、スポンサーからの強力な支援を武器にウィリアムズ入りしたマルドナード。F1デビューシーズンの昨年は1ポイントのみの獲得にとどまった。
2012年シーズンもウィリアムズから参戦するマルドナードは、昨年よりも今年は「冷静だ」と話している。
「昨シーズンに使っていたクルマよりも、ずっと競争力の高いクルマをチームが造り上げてくれたと信じているよ」とのマルドナードの言葉を『EFE通信』が伝えた。
マルドナードは昨年を振り返り、「特にF1ルーキーにとって非常に厳しい」1年であったと認めながらも、「どのコースでも1メートルに至るまで」すべてを楽しんだと話している。
「ほかにはない経験だったし、僕のスポーツ人生において、また故郷ベネズエラのスポーツ界にとってとても重要な一年だった」そう話すマルドナードは、母国ベネズエラの石油公社PDVSAの支援を受けているほか、ウゴ・チャベス大統領の個人支援を受けている。
マルドナードの2012年シーズンのチームメートは、先日ウィリアムズが発表したとおりブルーノ・セナだ。伝説的F1ドライバーであるアイルトン・セナを叔父に持つセナは、ブラジルの『SportTV』へ次のように話している。
「ウィリアムズは2011年シーズンから学んでいると思う」
「厳しい1年を送ったことで、チームは自分たちの欠点と問題に気づくことができた。人員や手順の見直しを含めていろいろなことを変更したから、いいシーズンを送れると期待しているよ」