カルロス・サインツは、フェラーリ退団が迫っている現実を目の当たりにし、「ちょっと落ち込んでいる」と認めた。
●【2024F1第6戦マイアミGP】タイムスケジュール・全セッションの結果
過去2シーズンでレッドブルを破った唯一のドライバーである29歳のサインツだが、2025年からはルイス・ハミルトン(現メルセデス)がそのシートに座ることになる。
週末にヘレスで開催されたMotoGPレースを訪れたサインツは、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙の『Sportweek(スポーツウィーク)』に次のように語った。
「複雑な気持ちだ。今は(フェラーリの)プロジェクトの成長を感じ始めている。クルマは良くなっているし、自信を持ってドライブできている。今年は満足だけど、一緒に旅を続けられなくなるのは悲しいよ」
「でも、それが人生だ。僕が決めたことじゃないけれど、これからもっといいことがあるかもしれない」。
サインツはこの数カ月を「ジェットコースター」のようだったと例えた。
「スポーツ的な観点から見れば、今は上向きだけど、フェラーリに残りたかったからちょっと落ち込んでいるよ」と彼は付け加えた。
サインツはメルセデスから2025年までの1年契約を提示されたと見られているが、それよりもアウディ傘下に入ったばかりのザウバーとの長期契約の可能性が強い。
「すべてのオファーを見なければならない」
「僕の頭の中では、まだどこに行くかは決めていない」とサインツは主張する。
「良いニュースは、F1にとどまるための選択肢が複数あることだ」
「シーズンを重ねるごとに、僕はより良いドライバーになっていると感じているんだ」
「僕は常にF1で最も重要なシートを占める良い名前になりたいと思ってきたし、正直なところ、この先何年もそうでありたいと思っている」
「たとえ何が起こっても、僕だけの責任ではないし、将来について考える時は微笑んでいるんだ。すべての選択肢は開かれているが、それには時間がかかるし、いずれにせよ僕のレースに影響はないよ」。