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シューマッハ、F1解説者に興味なし

ミハエル・シューマッハがテレビ解説者としてF1パドックへ復帰することはなさそうだ。過去に7度F1世界王者に輝いたシューマッハのライバルたちはいま、テレビのご意見番として引退後も活躍している。

元チームメートだったマーティン・ブランドルやジョニー・ハーバート、そして宿敵だったデイモン・ヒルらはテレビ解説者としての仕事を大いに満喫している。

しかし、メルセデスAMGで現役最後の3シーズンを戦い、昨シーズンをもって引退したシューマッハは、マイクを持つ仕事に興味がないようで、「やるつもりはない」と『Bild（ビルト）』紙に語った。

「まず第1に、F1では物事がめまぐるしく変化する。僕でさえ、今じゃすっかり置いてけぼりだよ。それに、これは僕のスタイルでもない」

「第2に、家族とまた離ればなれになってしまうし、運転を楽しむ時間も持てないだろう」とシューマッハは付け加えている。

では今週末、今季開幕戦となるF1オーストラリアGP（3月17日決勝）のグリッドにクルマが並ぶときシューマッハは何をして過ごしているのだろうか。

「家でテレビを見ているよ」という答えが返ってきた。パドックでマイク片手にカメラの前で話すシューマッハの姿はどうやら見られそうにない。