レッドブルが今後、ルノーエンジンの名称を変更するかもしれない。レッドブルにエンジンを提供しているルノーは、レッドブルの“ワークス”パートナーとして知られるが、昨今の成功が十分に認識されていないと不満をもらしている。
ルノーのブランドアンバサダーを務めるアラン・プロストは、自身の目標のひとつにルノーの貢献をアピールすることを挙げ、「ルノーが3年連続でF1タイトルを獲得したことを、いったいどれほどの人たちが知っているのだろう?」とドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト )』に問いかけた。
「私たちはもっと上手に自分たちを売り込まなければいけない。ルノーの仕事とその背景をみんなに知ってもらいたい」とプロストは加えた。
しかしルノーには今後、レッドブルの陰に隠れてますます目立たなくなってしまう恐れがある。
レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツは、今季から新たにタイトルスポンサーになった日産自動車の高級車ブランド、インフィニティの影響力が強まっているため、ルノーエンジンの名称を変更する可能性があることを認めている。
「ある時点でレッドブル・インフィニティになるかもしれない」とオーストリアの『Salzburger Nachrichten(ザルツブルガー・ナッハリヒテン)』紙に語った。