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【F1日本GP特集】各チームが新パーツを投入

2012年10月01日(月)20:04 pm

今年の日本GPには、各チームが新パーツを投入してくる予定だ。

まず、ロータスはこれまで開発を進めてきたダブルDRSを実戦投入する可能性があると言われている。ダブルDRSとは、追い抜き増加のため2011年から導入されたDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を応用したシステムだ。

すでにメルセデスAMGが導入しているダブルDRSは、DRS作動時に空気の取り入れ口が現れ、それをフロントウイングへ流してフロントウイングから空気を放出することで、フロントウイングの抵抗を減らすものとされている。一方、ロータスのダブルDRSはDRSと連動しておらず、一定の速度以上になるとリアウイングの抵抗を減らすシステムであるようだ。

また、メルセデスAMGはダブルDRSをさらに発展させた「トリプルDRS」とも呼ばれるシステムを日本GPが行われる鈴鹿サーキットでテストするとみられる。鈴鹿は、比較的長いストレート区間がある一方、高速コーナーもあるため、クルマを地面へ押しつけるダウンフォースを大きくしつつも、ストレートでの最高速も稼ぐという、相反する要素が求められるコース。そのため、発展型DRSの効果が大きいとされており、ロータスやメルセデスAMGが新パーツを実戦で使ってくるのか注目される。

小林可夢偉の所属するザウバーも日本GPに新しい空力パッケージを持ち込む。低速から高速まであらゆるコーナーがある鈴鹿は、空力によるダウンフォースとサスペンションなどによるメカニカル面のグリップ両方が重要になる。ザウバーは新型フロントウイングなどを投入予定だが、これがうまく効果を発揮すれば、可夢偉の活躍にも期待できるだろう。

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