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F1第4戦バーレーンGPレースレポート

2012年04月22日(日)23:11 pm

2012年F1第4戦バーレーンGPが4月22日(日)、バーレーン・インターナショナル・サーキット(1周/5.412km)で3日目を迎え、現地時間15時(日本時間21時)から行われた決勝で、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が今季初優勝を記録した。

レーススタート時の天候は晴れ、気温28℃、路面温度は34℃。上位勢では大きな混乱もなくスタート。また、12番グリッドの小林可夢偉(ザウバー)が唯一ハード側のタイヤでスタートしている。ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、2番手ルイス・ハミルトンを大きく上回るペースで周回を重ね、ハミルトンとの差を広げていく。

5周目終了時、ベッテルとハミルトンの差は4.5秒。また、7番手からスタートしたロメ・グロジャン(ロータス)が3番手に浮上。ハミルトンの背後につけている。一方、可夢偉は1つ順位を落として13番手。7周目には1コーナーでグロジャンがハミルトンを抜いて2番手に浮上。後方では、チームメートのキミ・ライコネンも11番グリッドから少しずつ順位を上げ、8周目には6番手まで浮上した。

8周目終了時にジェンソン・バトン(マクラーレン)とフェリペ・マッサ(フェラーリ)がピットへ。翌周には上位勢のほとんどがピットへ入った。上位勢でまだピットインしていないのは、トップのベッテルとロータス勢。しかし、グロジャンは10周目終了時にピットイン。次の周にはベッテルとライコネンもピットインした。

ベッテルは、まだピットインしてないポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)の後ろ、2番手でコースへ戻ったが、すぐにディ・レスタを抜いてトップに返り咲いた。3番手はグロジャン。4番手にはまだピットインしていない可夢偉がつけている。ディ・レスタと可夢偉は14周目終了時にピットへ入った。

全車が1回目のピットストップを終えた16周目の段階で、トップはベッテル、2番手グロジャン、3番手ライコネン。可夢偉は再びハード側のタイヤを装着して16番手につけた。ベッテルよりもロータス勢の方がペースはやや速い状態。19周目終了時点で、ベッテルからグロジャンまで5.1秒、グロジャンからライコネンまでは1.7秒になっている。

21周目、ライコネンがグロジャンの1秒以内にまで迫った。ライコネンの方がペースは速いが、グロジャンを抜けず、グロジャンのペースに付き合わされている。24周目、ライコネンがグロジャンを抜いて2位に浮上。しかし、この時点でベッテルとの差は6.3秒にまで広がった。しかし、この周の終わりにライコネンはピットへ。その翌周にベッテルとグロジャンもピットへ入った。

25周目、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)を抜きにかかったものの、ロズベルグはアロンソをコース外に押し出すような走りで防戦。この走りはレース後に審議されることとなった。ロズベルグはレース序盤にハミルトンとも同じような状況になっており、こちらもレース後の審議対象になっている。

2回目のピットストップでベッテルはソフト側、ロータス勢はハード側のタイヤを装着。ここでライコネンはファステストラップを更新しながらベッテルを追う。しかし、ベッテルもファステストラップを更新。だが、その後はライコネンの方が速いペースで走り、ライコネンが徐々にベッテルとの差を詰めている。

31周目、ロズベルグが可夢偉を抜いて7番手に。そして、この周の終わりに可夢偉は2度目のタイヤ交換を行い、ソフト側のタイヤを装着した。34周目にはついにライコネンがベッテルから1秒以内に追いつき、ホームストレートでDRSを使えるようになった。

36周目、ライコネンが1コーナーでベッテルに仕掛けるものの、ベッテルはイン側に走行ラインを変えながら防戦。その後、ライコネンはベッテルの背後につけるものの仕掛けることはなく、39周目終了時に両者が同時にピットイン。グロジャンも次の周にピットへ入った。上位3名は全員がハード側を装着している。

41周目、ベッテルがファステストラップを更新しながらライコネンとの差を広げる。その後もベッテルはライコネンよりもやや速いペースで走り、45周目終了時には両者の差が3.4秒に広がった。しかし46周目、ベッテルのペースが落ち、ライコネンがベッテルとの差を詰め始める。

その後もライコネンがベッテルとの差を詰めっていったが、49周目には再びベッテルが速いタイムで周回。50周目もベッテルの方が速く、両者の差は再び3.4秒に広がった。そして、50周目終了時には可夢偉が3回目のピットストップを行い、ソフト側のタイヤを装着してコースへ戻った。

残り数周になると、ベッテルとライコネンのラップタイムはほぼ同じになり、両者の差は広がりもせず、縮まりもしない状態に。結局、ベッテルが逃げ切って今季初優勝を記録した。可夢偉は13位でゴールしている。2位から10位までの結果は次のとおり。

2位キミ・ライコネン(ロータス)、3位ロメ・グロジャン(ロータス)、4位マーク・ウェバー(レッドブル)、5位ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、6位ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、7位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、8位ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、9位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、10位ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)。

F1第4戦バーレーンGP終了後ランキング
【結果】F1第4戦バーレーンGP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第4戦バーレーンGP決勝の結果

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