スクーデリア・アルファタウリは、バンダイナムコエンターテインメント・アメリカ社との一回限りの特別イベントパートナーシップを発表し、ラスベガス ストリップ・サーキットで初開催されるラスベガスGPのF1グリッドにガンダムを登場させると発表した。
1週間を通して、角田裕毅とダニエル・リカルドがドライブするAT04のヘッドレストには、地球連邦軍のアムロ・レイが搭乗した『RX-78-2 ガンダム』と、『XVX-016 ガンダム・エアリアル』のガンダム・デカールを展示する。
アルファタウリF1とバンダイナムコの「GUNDAM」ブランドとのパートナーシップは、従来のF1スポンサーシップを超え、ラスベガスGPでのエキサイティングな活動も含まれていて、ファンにとって忘れられない思い出になるだろう。
■3mのガンダムが登場、角田裕毅は地球連邦軍に
レーシングカーに貼られるデカールに加え、チームの施設周辺には高さ約10フィート(約3m)のガンダム像が展示される。
また、ドライバーの角田裕毅がガンダムにインスパイアされたレーシングスーツで登場するプロモーションビデオも公開されている。角田は地球連邦軍のノーマルスーツとヘルメットを着用し、主人公のアムロ・レイのようだ。
パートナーシップを記念して、スクーデリア・アルファタウリ専用のデカールとカラーを施した、モビルスーツ『RX-78-2 ガンダム』のユニークでカスタムデザインされたパーフェクトグレード・アンリーシュドモデル(解き放たれたモデル)も用意されている。(展示専用)
さらに、スクーデリア・アルファタウリからインスピレーションを得た『RX-78-2』や角田裕毅のアートワークなど、ラスベガスでのイベント用に新しく制作されたガンダム作品も作成されたという。
レースの週末には、ラスベガス・ストリップ・サーキットの周辺の『Elara by Hilton(エラーラ・バイ・ヒルトン)』と『The Park by MGM(ザ・パーク・バイ・MGM)』に2つのガンダムベース・ポップアップストアがオープンする。
■ガンダムとF1ドライバーは似ている
バンダイナムコエンターテインメントアメリカの企業開発担当シニアバイスプレジデントであるカリム・ファルガリーは、次のように語った。
「世界で最も長く続いているSFシリーズの1つであるガンダムは、ヒーローイズム、逆境に立ち向かうこと、途方もない困難を克服するというテーマで、常に世界中のファンを魅了してきており、F1ドライバーがレース毎に直面する現実の試練はフィクションに反映させるものだ」
「私たちがスクーデリア・アルファタウリと提携したのは、F1ファンとガンダムファンの両方にとって思い出に残る有意義な形で、初開催のラスベガスGPにガンダムを誕生させるという彼らのビジョンと協力によるものだ」
「1979年のデビュー以来、ガンダム・シリーズは、技術的に高度なマシンを指揮する才能あるパイロットを中心に展開してきた。バンダイナムコのガンダムチームがF1レースで見ているのと同じ技術的ビジョンを反映している。ガンダム・シリーズは、おもちゃやコレクターズアイテム、アニメシリーズ、長編映画、多種多様なビデオゲームのコレクションに及んでいる」。
■アルファタウリF1:記憶に残るコラボレーションになる
スクーデリア・アルファタウリのマーケティング・コミュニケーション・ディレクター、ファビアン・ブラベッツは次のように語った。
「ガンダムは世界的に認知され、世界中に熱狂的なファンを持つ愛されているメディア・シリーズだ」
「我々はすぐにガンダム・スピリットを受け入れ、2023年ラスベガスGPのスクーデリア・アルファタウリのパートナーとして彼らを迎えることができることを嬉しく思っている」
「これは楽しくエキサイティングな方法でファンとの関わりの限界に挑戦し、トラック内外の複数のアクティベーションで記憶に残るコラボレーションになるだろう」。
なお、バンダイナムコエンターテインメント・アメリカの広報によると、残念ながら『アルファタウリF1版ガンダム』の“ガンプラ”の販売予定はないとのことだ。