F1第18戦カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)が開幕し、予選が行われた。今週末は土曜日にスプリントが実施されるため、フリー走行は金曜日の1回のみとなり、金曜日夜に行われたこの予選で日曜日の決勝レースのスターティンググリッドが決まることになる。
●【2023F1第18戦カタールGP】全セッションの結果・開催スケジュール
■【Q1】ローソンが敗退
18分間のQ1トップタイムはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手はランド・ノリス(マクラーレン)、3番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)だった。
レッドブル・レーシングと同じホンダRBPTのパワーユニットを搭載するアルファタウリF1は、角田裕毅は13番手でQ2進出、このサーキットは初走行となったリアム・ローソンは18番手でQ1敗退だった。
【F1カタールGP:予選Q1】
16 ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
17 ランス・ストロール(アストンマーティン)
18 リアム・ローソン(アルファタウリ)
19 ケビン・マグヌッセン(ハース)
20 ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)
■【Q2】角田、ペレス、サインツが敗退
15分間のQ2トップタイムはルイス・ハミルトン(メルセデス)、2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)だった。
アルファタウリF1の角田裕毅はわずか0.004秒差の11番手で惜しくもQ2敗退となった。
セルジオ・ペレス(レッドブル)、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)はトラックリミット違反のミスを犯してしまい、タイム抹消によりQ2敗退となった。先ほどのフリー走行1回目から多くのドライバーが走行ラインを外してグリップを失うミスをしていたが、この予選でもミスが続発した。
カルロス・サインツ(フェラーリ)は最終アタックを途中で止めてしまった。走行ラインを外して砂が舞うシーンが映し出されていたため、ドライビングミスだと思われる。
【F1カタールGP:予選Q2】
11 角田裕毅(アルファタウリ)
12 カルロス・サインツ(フェラーリ)
13 セルジオ・ペレス(レッドブル)
14 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
15 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
■【Q3】マクラーレンが2台ともタイム抹消
12分間のQ3で圧倒的な速さを見せて決勝レースのポールポジションを獲得したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)だった。
ランド・ノリス(マクラーレン)は2番手タイムを記録していたが、トップ3インタビュー前にトラックリミット違反によりタイムが抹消され10番手に落ちた。
オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、ノリスが落ちたことで3番手に繰り上がってトップ3インタビューを受けていたが、その最中、ピアストリもトラックリミット違反により6番手に落ちたことが分かった。
スチュワードの裁定が遅れたことで、予選結果に混乱が生じてしまったが、メルセデスの2台がフェルスタッペンに続いたことでレース展開は面白くなりそうだ。
【F1カタールGP:予選結果】
1 M.フェルスタッペン(レッドブル)
2 G.ラッセル(メルセデス)
3 L.ハミルトン(メルセデス)
4 F.アロンソ(アストンマーティン)
5 C.ルクレール(フェラーリ)
6 O.ピアストリ(マクラーレン)
7 P.ガスリー(アルピーヌ)
8 E.オコン(アルピーヌ)
9 V.ボッタス(アルファロメオ)
10 L.ノリス(マクラーレン)
11 角田裕毅(アルファタウリ)
12 C.サインツ(フェラーリ)
13 S.ペレス(レッドブル)
14 A.アルボン(ウィリアムズ)
15 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
16 L.サージェント(ウィリアムズ)
17 L.ストロール(アストンマーティン)
18 L.ローソン(アルファタウリ)
19 K.マグヌッセン(ハース)
20 G.ジョウ(アルファロメオ)