元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の契約交渉が長引く理由を知っていると考えている。
●【2023F1第9戦カナダGP】全セッションの結果、タイムスケジュール
メルセデス代表のトト・ヴォルフは今週初め、日曜日のカナダGPまでに7度のワールドチャンピオンに新契約のサインをもらいたいと話していた。
しかし、ハミルトン(38歳)はモントリオールで、実際にはもう1カ月かかるかもしれないと語った。
この噂の中で、ハミルトンは5年間のフル契約と、現在のチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンの収入よりも多いシーズンごとの報酬を要求している。
しかし、元F1ドライバーのシューマッハは、メルセデスとダイムラーのCEOであるオラ・ケレニウスが交渉に巻き込まれたことが遅れの本当の理由だと『Sport1』に語っている。
「ルイスは永遠にドライブするわけではない。彼はキャリアを積んだ後も彼のモータースポーツの本拠地メルセデスとつながっていたいと思っているんだ」
「しかしながら、トト・ヴォルフはそのような長期契約を交渉することができない。それはケレニウスの責任範囲だ。だから、まだしばらく時間がかかるかもしれない」と、甥のミックがメルセデスのリザーブドライバーを務めるシューマッハは付け加えた。
ハミルトンもそれを裏付けるかのように、カナダでこう語っている。
「ただの単純なドライバー契約ではないので、いつもより複雑なんだ」。