F1は、アゼルバイジャンGPが3年契約を締結し、2026年までカレンダーに残ることを発表した。
バクー市街地サーキットは、カスピ海のほとりに位置し、ヘルマン・ティルケが設計した全長6km、20コーナーを持ち、新市街地と旧市街地を長い直線で結んだサーキットだ。
●【2023F1第4戦アゼルバイジャンGP】タイムスケジュール・結果
■過去6回で全て違う優勝者
これまでこのバクー市街地サーキットで複数回優勝しているドライバーはいない。
2016年にヨーロッパGPの名称で初開催された際はニコ・ロズベルグ(メルセデス)が優勝し、アゼルバイジャンGPに名称変更後はダニエル・リカルド(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップでチェッカーフラッグを受けた。
■F1初のスプリント・シュートアウトを実施
2023年、バクー市街地サーキットは、シーズン中に6回開催されるF1スプリントイベントの最初の開催地となった。土曜日の全日程をスプリントに充てるという新フォーマットのもと、新しいシュートアウトという予選と100kmのショートレースにより、全セッションでファンにとってより見応えある週末となる。
■ドメニカリCEO「常に大きなドラマがあり最もエキサイティングなレース」
F1の社長兼CEOであるステファノ・ドメニカリは、次のように述べた。
「バクー市街地サーキットは、F1にとって非常に人気のある会場となっています。常に大きなドラマをもたらす信じられないようなサーキットであり、また、近年のレースで最もエキサイティングなレースが開催されています」
「私たちは、アゼルバイジャンとの関係を継続できることを喜ばしく思い、共に成長を続けていくことを期待しています」。
■「今年は100カ国から過去最高のファンを迎える。F1アゼルバイジャンGPは国全体にとって大きな誇り」
アゼルバイジャンの青年・スポーツ大臣であるFarid Gayibov氏は、次のように述べた。
「F1との継続的なパートナーシップを確認できて感激しています。このイベントを初めて開催した2016年以来、スポーツが私たちの街や国に与える経済的、社会的、文化的影響は顕著でした」
「F1アゼルバイジャンGPは、国全体にとって大きな誇りであり、これからの3年間も、ファンの皆さまに感動を与え続けていきます」
「過去6回のレースは、このスポーツの長い歴史の中で最も素晴らしく、最もドラマチックなものでした。今週末からの3年間で、国内外のF1ファンの皆様に、より多くの感動をお届けできることを楽しみにしています」
「さらに、本契約は、100を超える国々から過去最多のファンを迎えることになる週末に実現しました。この瞬間は、より特別なものになることでしょう」。