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マグヌッセン「何が起こるのか楽しみ」

2014年01月25日(土)1:31 am

24日(金)に2014年型車を発表したマクラーレンのケビン・マグヌッセンが、2014年シーズンに向けての意気込みを語った。

【写真】マクラーレン「MP4-29」(全6枚)

Q:冬の間の準備状況はどうでしたか?

マグヌッセン:ただひとつのことに集中してきたよ。組織やみんなの中に自分を溶け込ませようとしてきたし、今月終盤についにコックピットに収まったときに直面するであろうすべてのことに対応できるように準備してきた。

マグヌッセン:僕がウォーキングに住んでいるのは秘密でも何でもないし、毎日MTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)へ足を運んだよ。可能な日はすべて、僕のエンジニアたちや、チームの管理者たち、あるいはMTCのトレーナーたちと一緒だった。それによって人間関係を築いたり、クルマや、ドライビングのスタイル、コックピットやコントロール・システムに取り組んだり、自分の体力面を向上させたりすることに頑張ってきたんだ。着実にいろんなことを学んだけれど、グループの人たちと密接に働きながらそれができたのは楽しかったし、満足のいくものだった。

マグヌッセン:大変だったけれど、冬の間、その厳しさに集中するのを楽しむことができた。もちろんヘレスに行くのはうれしい。青い空のもとでクルマを運転できることを期待しているよ。

Q:そういう準備をしてきたとはいえ、最初のテストを迎える上で心配な気持ちはありませんか?

マグヌッセン:もちろんあるよ。完ぺきに準備が整ったと感じるところに到達することなど決してできないからね。常に、もっとやれることがあるものさ。でも、どのチームも、どのドライバーも、不安な気持ちでシーズン前を迎えていると思う。個人的には、現実的な準備が整ったと言えるよう懸命に頑張っている。だから、コックピット・システムを徹底的に学んだし、MTCのジムにも毎日通った。そしてエンジニアたちとも、この新しいF1カーがどういうものかを理解するために、懸命に作業を続けてきたんだ。

マグヌッセン:ある意味では、レギュレーションが変わったことで、少し安心できる部分もあるよ。ヘレスでの最初のテストではただクルマに乗って走ればいいというわけではなく、誰もが新しいことに慣れていかないとならない。それは僕もほかのドライバーと何の違いもないからね。シーズンを通じて、それにどう対応するかによって、僕たちがどれだけの成功を収められるかが決まることになる。エンジニアたちが常に新しいことに取り組んでいることも分かっている。でも、前進してゆくためにはまだ多くの領域が残されていると思う。

マグヌッセン:少なくとも、バーレーンでのテストか、あるいはそれよりも後にならないと、誰が強くて、誰がそうではないかはっきりとは分からないと思うよ。

Q:新たなシーズンを迎えるにあたって、乗り越えるべき最大の試練は何ですか?

マグヌッセン:みんなのことをよく知って、この新しい環境が快適に感じられるようにすることだと思う。そして、何ができ、何がやっても意味のないことかを学ぶことだね。僕がマクラーレンで感銘を受けたことのひとつが、僕自身にドライバーとしてどの程度の影響力があるのかということなんだ。シミュレーターで何かをテストすることができ、コックピットで何か作業をすることもできる。そして、みんなは僕の意見をよく聞いてくれて、次にシミュレーターやモックアップに乗るときまでには、その希望を汲(く)みいれたものに変えられているんだ。それは素晴らしいことだし、このチームには、どんな変更であれ、即座に対応するだけのやる気とスピードがあるということを知って勇気づけられたよ。

マグヌッセン:それに、チームがどのように機能するのかも学んでいるところだ。もちろん、(2013年に出走していた)ワールドシリーズの規模はもっと小さかったし、全員のことを知っていた。でも、マクラーレンはそれに比べるとすごく規模が大きいから、慣れるまでにちょっと時間がかかったよ。それに、メディア対応やマーケティングの仕事についてもまだそれほど経験していないしね。何か、これまで繭(まゆ)の中にでもいたような感じだよ。でも、チームとともにコースに出てテストを行い、どういうことが起こるのか楽しみにしているよ。

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