フェラーリのフェルナンド・アロンソは、今週末のF1ハンガリーGP(7月28日決勝)において、ほかのどのチームをも打ち負かすような速さを発揮できるという「驚き」が起こるとは考えていないようだ。
だが、アロンソは、フェラーリはここまでの開発遅れの問題は解消できたと考えており、「夏休み後からは」より速さを増したF1カーを手に入れることができると期待している。
アロンソ自身は、先日シルバーストンで開催された若手ドライバーF1テストには参加しなかったが、フェラーリはそこでいくつかの新しいパーツのテストを行っていたことを明らかにしている。
「コンマ1秒か2秒改善できたよ」と『El Mundo(ムンド)』紙に語ったアロンソは、さらに次のように続けた。
「でも、ほかのチームも同じことをやっていた」
「だから、ここハンガリーでは何も驚くようなことは起きないと思っている。差はこれまでと同じだろうね。期待しているのは夏が過ぎてからだよ」
「つまり、スパ(第11戦ベルギーGP/8月25日決勝)やモンツァ(第12戦イタリアGP/9月8日決勝)、そしてそのほかの残りのレースでは巻き返しを図ることができるんじゃないかな」
しかしアロンソは、2012年仕様の構造に2013年のコンパウンドが組み合わされたピレリの新タイヤが個々のチームにどのような影響を与えるかということにかかってくるだろうと、次のように続けた。
「これで、今季F1では4回目のタイヤ変更だからね。いくつかは良かったけれど、ほかはそれほどでもなかった」
「今回のタイヤが良いものであることを期待しているよ」