メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが、かつて7度F1チャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハが、昨年再び引退して以来、チーム内での自身の発言力が大きくなったと語った。
2006年に一度引退していたシューマッハが再びF1に復帰した2010年から昨シーズンまで、チームメートとして共に過ごしたロズベルグは、この間シューマッハよりも良いパフォーマンスを示すことが多かったものの、政治的な力はあまり発揮できていなかったとほのめかした。
だが、2013年シーズンに向けてメルセデスAMGがルイス・ハミルトンと契約を行って以来、自身の役割が変わってきているか、とオーストリアの『Krone(クローネ)』紙に尋ねられたロズベルグは、「うん、かなりね」と答え、次のように続けた。
「今では発言力が大きくなっているし、僕にとって素晴らしいプロセスが経験できている。そこで僕はメルセデスAMGが最高のチームとなるための手助けをすることができるんだ」
ロズベルグはさらに、かつてカート時代にチームメートであったハミルトンと友人関係にあることも役立っているとしている。チーム内で共通の基盤を見つけることが「より簡単」だというのがその理由だ。
前戦F1バーレーンGPでは、予選でポールポジションを獲得したものの、決勝ではタイヤのオーバーヒートが原因で順位を落としてしまっていたロズベルグだが、次戦F1スペインGP(5月12日決勝)を楽しみにしていると、『Osterreich(エスターライヒ)』に次のように語った。
「すごく楽しみだ。冬のテストでは僕が最速だったからね」
「タイヤの問題は解決できるという自信もあるよ」