フェラーリのフェルナンド・アロンソは、ヤス・マリーナ・サーキットで行われたF1アブダビGP決勝で、6番手からスタートし、2位になった。
フェルナンド・アロンソ
「今週をこういう形で終わることができて満足している。セバスチャン(ベッテル/レッドブル)との差をもっと大きく縮められるチャンスがあったのは事実だけど、僕らのパフォーマンスやスタート順位からすれば、このグランプリでもっとポイントを失う可能性があったことも事実だからね」
「前にも言ったように、彼ら(レッドブル)はより速いクルマを持っているけど、僕らにはもっといいチームがある。みんな自分たちの手にある武器で戦うしかない。魔法のつえを一振りしてどのチームよりも速いクルマにしてしまうことはできないけれど、チームの力によって彼らのパフォーマンスに対抗してゆけるんだ。シミュレーションでは4位から6位の間だろうとされていたけれど、2位でゴールできた。だから、繰り返すけれど、今日のレースは完ぺき以上のものだったよ。スタートからゴールまで最高の走りができた」
「確かに、いくつか予想外のリタイアがあったり、2度(セーフティカーによって)差がなくなったときがあったけれど、それは僕たちにとって必ずしも好都合だったり、いいタイミングではなかったよ。でも、それは僕たちにどうこうできるわけじゃないからね。ただレースに集中し続けるしかなかったし、それをやってのけたんだ」
「次はオースティン(アメリカGP/18日決勝)だね。誰にとっても初めてのサーキットだ。つい最近シミュレーターでの走行を経験したんだけど、サーキットは素晴らしいね。いい結果が出せることを期待しているし、アメリカのような重要な国でいいレースを見せられればいいね」
「今夜は、もうグラスには半分しか残っていないと考えるんじゃなく、まだグラスには半分も残っていると考えながら寝ることにする。僕たちが達成できたことについては誇りを持つべきだよ。サーキットでのメカニックたちの仕事や、クルマの手直しを試みてくれたエンジニアたちの仕事についてね」
「今日は最初から最後まで戦い続けた。最初はマルドナード(パストール・マルドナード/ウィリアムズ)、そしてジェンソン(バトン/マクラーレン)、最後はキミ(ライコネン/ロータス)をとらえようと頑張った。1周たりとも気を抜けなかったよ。今年のベストレースかって? それはまだこれからだよ」