3人のF1ドライバーがピレリの雨用タイヤの性能を批判した。
過去7度の世界チャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)は27日(金)、前戦ドイツGPに続いてハンガリーGPのフリー走行でもクラッシュ。2度とも路面がぬれた状態でのクラッシュで、ハンガリーでは路面とタイヤの間に水が入り、コントロール不能になるアクアプレーニングを起こして、タイヤバリアに激突した。
しかし、いつもピレリのタイヤ批判を展開しているシューマッハは、今回は批判を抑えていた。
だが、ほかのドライバーはそうではなかった。
マルシャのティモ・グロックはドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にこう語っている。
「僕の意見では、(ピレリのウェットタイヤは)水はけが非常に悪い。アクアプレーニングを起こした時の(タイヤの)反応も、もうとにかくおかしいんだ」
2010年にF1デビューしたフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、「ブリヂストンタイヤはもっと路面がぬれてても平気だった」と付け加えた。
さらに、名前の明かされていないあるドライバーは、「以前は雨で12秒遅くなっていたが、いまは20秒だ」と『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に語っている。