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メルセデスとFIAはコンコルド協定未締結か

2012年07月22日(日)8:11 am

F1の最高責任者バーニー・エクレストンは2013年以降のコンコルド協定について全チームが合意したと述べているが、ドイツのメディアがこれに疑問を示した。

コンコルド協定とは、F1チームとF1の商業権管理会社FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)、そして統括団体FIA(国際自動車連盟)の3者によって結ばれている協定で、F1の運営方法や収益の分配方法などが規定されている。現行の協定は2012年末が期限となっており、新協定締結に向けた交渉に注目が集まっている。

今月初めにエクレストンは、英紙『Daily Mail(デイリー・メール)』に対し、「全面的合意」という言葉を使って各チームとの交渉が順調であると語った。

「いま弁護士と話しているところだ。なんでこの言葉を使った、あの言葉を使ったとね。まあ、典型的な弁護士たちさ。でもすべて順調だ」

「商業面での折り合いはついている」とエクレストンは語っていた。

しかし今週、ドイツの専門誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が、FIAはまだ新協定に合意していないと報じた。

また、メルセデス・ベンツとの協議もいまだに継続中と見られる。メルセデスは、マクラーレンをはじめ3チームにエンジンを供給し、自身のワークスチームとしてメルセデスAMGを保有している。

これは『Die Welt(ディー・ヴェルト)』紙が19日(木)に報じたもので、来年は「メルセデスなし」のF1になる可能性がいまだに残っているという。

メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは、コンコルド協定について聞かれると、メルセデスは「建設的な協議」の最中だとだけ述べた。

さらに『Die Welt(ディー・ヴェルト)』紙によると、3度F1チャンピオンに輝いた有名なオーストリア人ドライバーで現在は解説者を務めているニキ・ラウダが、メルセデスに助言し、エクレストンとの交渉にあたっているという。

新コンコルド協定は2013年から2020年までのものだが、メルセデスはこの期間中ずっとF1に参戦すると誓約することを「渋っている」と『Die Welt(ディー・ヴェルト)』紙は伝えている。

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