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F1第10戦ドイツGPフリー走行2回目、詳細レポート

2012年07月20日(金)23:21 pm

2012年F1第10戦ドイツGPが7月20日(金)、ホッケンハイムリンク(1周/4.574km)で開幕。現地時間14時(日本時間21時)から90分間、フリー走行2回目が行われ、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)がトップになった。

セッション開始時の天候は雨、気温16℃、路面温度は17℃。路面が完全なウエット状態になるほどの雨が降っているため、セッション開始と同時にコースインするクルマはなく、どのドライバーもガレージでコンディションの回復を待っている。

開始5分過ぎ、1回目のセッションではテストドライバーのバルテリ・ボッタスにシートを譲っていたブルーノ・セナがコースイン。セナは路面の水量が多いとき向けのウエットタイヤを装着し、ゆっくりとコースを1周してピットへ戻った。

開始約20分、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)、シャルル・ピック(マルシャ)がコースイン。いずれもウエットタイヤを装着している。また、これに続いてほかにも多くのドライバーがコースへ入った。開始約25分の段階ではリチャルドがトップ。2番手ロズベルグ、3番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)。マクラーレン勢とフェラーリ、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、ペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)はまだ一度もコースインしていない。また、ロズベルグが自身のタイムを更新する1分39秒021を記録してトップに立った。

開始約30分、ベッテルが1分38秒243を記録してトップタイムを更新。しかし、その直後にミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が1分38秒194でトップタイムを塗り替えた。その後、雨が弱くなったことからトップタイムの更新が相次ぎ、水量が少ないとき向けのインターミディエイトタイヤを装着するクルマも出てきた。

多くのドライバーがインターミディエイトタイヤへ交換し、タイムを更新しているが、コースオフするクルマも目立つ。開始約50分の段階では、ロメ・グロジャン(ロータス)がトップ。2番手キミ・ライコネン(ロータス)になり、ロータス勢の1-2になった。しかし、路面状況が急速に回復しており、走れば走るほどタイムが向上するような状態だ。

開始約60分の段階でトップはグロジャン。タイムは1分28秒420。2番手はリチャルド、3番手はバトン。しかし、ベッテルとマルドナードが続けざまにトップタイムを更新。トップに立つマルドナードのタイムは1分27秒476。そして、ここで雨が再び降り始めてきた。比較的強い雨が降っていることから、全車がピットへ戻り、コース上を走行しているクルマはいなくなった。

開始65分過ぎ、まだ雨は降っているがルイス・ハミルトン(マクラーレン)がインターミディエイトでコースイン。さらに、キミ・ライコネン(ロータス)、セナ、シューマッハもコースンインしている。また、ロズベルグやまだ一度もコースへ入っていなかったデ・ラ・ロサも走行を開始した。

開始約80分、リチャルドが13コーナーへのブレーキングでコースアウト。砂利が敷きつめられたグラベルへ飛び出したが、タイヤバリアに接触することなくクルマを降りた。

そして残り約5分になったところで、シューマッハがクラッシュ。シューマッハは12コーナーの縁石でバランスを崩し、コースを横切って逆側のタイヤバリアへクラッシュした。これにより、赤旗が出されセッション中断となり、そのまま再開されることなく終了。マルドナードがこのセッションのトップになった。小林可夢偉(ザウバー)は、1分29秒785を記録して13番手。チームメートのセルジオ・ペレスは1分28秒402で4番手になった。

【結果】F1第10戦ドイツGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第10戦ドイツGPフリー走行2回目の結果

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