マレーシアGP決勝でセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がナレイン・カーティケヤン(HRT)に対して中指を立てたことについて、ベッテルは優勝争いできないことにいら立っているだけだと元F1ドライバーのマーティン・ブランドルが語った。
昨年に史上最年少でのF1連覇を果たし、今年もタイトル候補の最有力として開幕を迎えたベッテル。しかし、開幕からの2戦では優勝できずにいる。また、第2戦マレーシアGPではカーティケヤンを周回遅れにする際、カーティケヤンのフロントウイングとベッテルのリアタイヤが接触してパンク。これに腹を立てたベッテルはパンクしたタイヤで走行中、カーティケヤンに向かって2度中指を立てていた。
さらにレース後、ベッテルはカーティケヤンを「間抜け」などと非難していたが、これは正当なことかと問われたF1解説者のブランドルは、次のように答えている。
「いいや。あれは現時点でトップを争えるクルマを持てていないことに怒っていただけだ。ベッテルはただいら立っているだけなんだよ」