2015年F1第7戦カナダGPが6月6日(土)、ジル・ビルヌーブ・サーキット(全長4.361km)で2日目を迎え、現地時間10時(日本時間23時)から行われたフリー走行3回目でニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がトップに立った。
好天に恵まれ、順調にスタートされたセッションだったが、セッションが開始40分ほどにさしかかるところでザウバーのフェリペ・ナッセのクラッシュが発生し赤旗中断となる。
残り時間が15分ほどとなったところでセッションが再開されるが、その5分ほど後にはマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンがトラブルでコース上にクルマをとめてしまい、2度目の赤旗中断が発生。結局セッションはこのまま終了時刻を迎えた。
このため、多くのドライバーがオプションタイヤであるスーパーソフトでの周回をあまり行えないままセッション終了。この後行われる予選に向けて不安を残すこととなった。
そんなセッションでメルセデスAMGのロズベルグが順当にトップタイムを刻むが、ルイス・ハミルトンは走行タイミングを逃してしまい、最下位の20番手で終えるという異例の展開となっている。
2番手から5番手までの結果は次のとおり。2番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、3番手ロマン・グロージャン(ロータス)、4番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、5番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)。
マクラーレン・ホンダ勢は、ジェンソン・バトンが15番手タイムだったものの、セッション終盤に信頼性の問題が発生。フェルナンド・アロンソはエンジンの積み替え作業を行ったため、最初の赤旗が解除されてから3周のみの周回しかできず、18番手タイムに終わっている。
F1カナダGP予選は、このあと日本時間26時(7日2時)から始まる。