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批判された17歳のフェルスタッペン、父親が反論

2015年06月06日(土)22:43 pm

F1カナダGP(7日決勝)を前に、前戦でクラッシュしたマックス・フェルスタッペン(トロロッソ)が批判を浴びた。

史上最年少の17歳でF1デビューを果たしたフェルスタッペンは、第6戦モナコGPでロマン・グロージャン(ロータス)を抜こうとして追突し、ウォールにクラッシュ。フェルスタッペンは追突の原因について、早めにブレーキングするいわゆる「ブレーキテスト」をグロージャンにされたと話していた。

■ドライバーから出た批判

カナダGPを前にした4日(木)、フェルスタッペンに対する批判がドライバーから聞かれた。

グロージャンはフェルスタッペンから謝罪が聞けると思っていたと話す。『RMC Sport( RMCスポール)』が伝えた。

「午前の記者会見で、彼は“同じように走る”と言っていた」とグロージャン。

「グランプリのあとでスチュワードのところへ行ったときに“悪かった”と言うこともできたのに、そうしなかった」

「言ったように、彼はすごく才能がある。でも、“僕が悪かった、ブレーキングが遅すぎた”と言ったって何も損はないはずだ」

現役ドライバーの中で最も経験豊富なジェンソン・バトン(マクラーレン)も、フェルスタッペンに苦言を呈した。

「誰かを名指ししてブレーキテストされたと口にするのは重大なことだ」

■皮肉でやり返したフェルスタッペン

フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)もモナコGP直後にフェルスタッペンを批判していた。木曜日の記者会見でこれについて聞かれたフェルスタッペンは、同席していたマッサに対して次のように皮肉でやり返した。

「まず、誰でも自分の考えを持っていい」

「僕は今カナダに集中しているけれど、あなた(マッサ)は去年のレースを振り返って何があったか見たほうがいいかもしれないね」

2014年のカナダGPでは、マッサがセルジオ・ペレス(フォース・インディア)に追突し、レース後どちらに責任があるかで批判合戦が繰り広げられた。

「あれは少し違ったと思うけど。違うかな?」とマッサ。

「僕は横にいて、彼(ペレス)がブレーキング中にクルマを動かしたんだ。グロージャンはブレーキング中にクルマを動かしたわけじゃないだろう?」

■父親もマッサに反撃

フェルスタッペンの父親で元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンは、『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙のコラムでマッサに反撃した。ヨスはキャリアの終盤でマッサとレースをした経験がある。

「マッサらしい」

「彼はいつも誰かについて泣き言を言っている」

ヨスはさらにこう続けている。

「彼(マッサ)は自分の場所について心配したほうがいい」

「今34歳で、F1での全盛期は過ぎた。そういう意味で、マッサの年齢はマックスの年齢よりも大きな問題だと思う」

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