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グロジャン「ここから成長できることを望んでいる」

2012年09月11日(火)6:06 am

第12戦ベルギーGPでの多重クラッシュの原因となったロータスのロメ・グロジャンは1レース出走禁止となったため、第13戦イタリアGPをピットから悲しげに見守った。

出場停止となったグロジャンだが、イタリアGPの舞台モンツァ・サーキットに姿を見せ、自身の代わりに出場したジェローム・ダンブロシオの走りを見守っていた。

ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)をリタイアに追い込み、自身にも5万ユーロ(約500万円)の罰金が科されたクラッシュについて、深く考えたか? と『RMC Sport(RMCスポール)』に聞かれると、グロジャンは次のように答えている。

「考えたよ、でももう一度記憶をたどりたいとは思わないから"考えてない"と言いたいね」

「どうしてあんな事になったのか、ただそれを理解したいんだ。そうすれば次のシンガポール(23日決勝)にはもっと強くなって戻れるからね」

いつもなら笑みを浮かべているグロジャンだが、この厳しい状況の中コースに出てくるのはつらかったと認めている。

「モンツァに来てレースをしないのはつらいよ。でも皆で決めたことなんだ、いい時も悪い時も一つのチームだからね。チームも僕も、モンツァについて行くべきかなんて聞かなかった。チームに帯同するのは自然なことだったんだ」

「チームは今週ずっと僕をサポートしてくれていた。だから今日、僕はここでチームをサポートできることができてうれしいよ。もしジェローム(ダンブロジオ)に質問があれば、僕はチームがポイントを獲得するために喜んで答えるつもりさ」

「それからキミ(ライコネン/チームメート)がどんな風に動いているのかを見るのも面白いかも、と思っているんだ」

「2回のフリー走行ではピットウォール(チーム首脳が座り、指示などを出す場所)でエンジニアたちと過ごしたけど、シンガポールですぐ試したくなるような事にいくつも気がついたんだ」

出場停止という、約20年ぶりの厳しい処分を受けたグロジャンだが、処分が妥当だと感じているかどうかについては話したがらなかった。

「厳しいけど、受け入れるよ、そしてここから成長できることを望んでいるんだ」

「いろいろなことを見直して、レースのある週末の流れを少し再調整するつもりなんだ。今までとは違ったところに集中して、決勝に向けていい準備ができるようにね」

「全部投げ打って、ゼロから再スタートしようとするのは間違いだからね」

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